前日の1日断食。夜はけっこう眠れたけど、今日の午前中はさすがに腹が減って、我慢できずに12時前に一食目を食べることに(笑)。いや、せっかく昨日できた「かえし」があったもんで、その試食も兼ねてね。
オクラ納豆とポーチドエッグをつけた。自家製かえしは昆布と鰹節の出汁で割って使うとすごくうまい。
十割蕎麦には淡路島産の海苔をたっぷりのせる。
Kindle Unlimitedで『「てんぷら近藤」主人のやさしく教える天ぷらのきほん』と『若杉友子の「一汁一菜」医者いらずの食養生活』をゲット。断油生活なのに天ぷらもないもんだと思うが(笑)、先日工務店の社長にキス釣りを誘われたのである。キスは天ぷらのために生まれてきたような魚だ。
「てんぷら近藤」は池波正太郎が通い詰めた店としても有名だが、この本は家庭でやるにはどうしたらいいかに向けて徹底解説してくれてすばらしい。著者によれば、家庭でやるに適した天ぷら鍋は、なんとフライパンだという。
もう一冊は、マクロビばあちゃんとして人気の若杉氏の本。僕も一冊蔵書がある。あらためて読んでとくに「知らないとキケン!食材の常識ウソ・ホント」の章が興味深い。
さて、日に日にiPad Proを使いこなせるようになって図版作画のスピードが上がる。「Adobe Fresco」は水彩、油彩をリアルに表現するライブブラシが注目されるけど、僕の場合はベクターブラシで手書き文字や引出し線、手書きの矢印などがシャープに描けるところが利用価値大だ。
これにレイヤーをかけて図版を作っていると、修行時代にデザイン会社でやっていた超アナログ時代を思い出すのであった。そしてなによりApple Pencil(iPad専用のデジタルペン)の描画の便利さといったら!
いまやっている「大地の再生」の図版では、空気や水の流れをうまく表現したいのだが、Photoshopでマウスやペンタブを使ったりしても限界がある。このApple Pencilを使えば、様々なパターンのブラシストロークを自由自在に、とくに自分の思い描く曲線が鮮やかに描け、しかも何度でもトライアンドエラーができ、納得いくまで描き込める。
興に乗っているとあっという間に時間が過ぎるが、18時には切り上げる準備をして食事の支度にかかる。夜は完全菜食になった(出汁に魚系を使っているが)。こんな食事だと準備も片付けもラクで家事の時間短縮ができる。
とはいえ玄米に近い分づき米なので食事は時間をかける。昆布の佃煮をさっそく。
一昨日のニガウリとアボカドの和えものはフードセーバーでシールしておいたので変色は少なくほとんど味は落ちていない。
自然に寄り添いながら、文明の利器の最先端をうまく使うハイブリッドな暮らし。311という契機がなければ僕はあのまま群馬で、囲炉裏を焚きながら「古民家カフェ」をやっていたかもしれない。(iPad Proは買っただろうか?)。
ここにきてアトリエ建設と木工を経験し、Gomyo倶楽部、大地の再生に出会い、このマニュアル作りという大仕事のなかでiPad ProとApple Pencilがジャストなタイミングで登場し、そして僕は再びストイックな生活を始めた。
「すべては完璧なタイミングで進行しています・・・」
東京に住んでいた頃はまって読んだチャネリング本『プレアデス+かく語りき』(バーバラ・マーシニアック)のリフレインが頭をよぎる。
ところで現代の納豆と栽培キノコは若杉ばあちゃんに言わせれば「×」だそうです。魚の干物、いりこ、ちりめんじゃこなどもNG。酸化がひどくいりこは酸化防止剤があるから。そして・・・
イチジクは食べてはいけない果物になっているのだった(泣)。