鶏ガラスープの話


チャーシュー作りの煮汁が余っていたのでまたラーメン。冷凍保存しておいた鶏ガラのスープを溶かして合体させ、塩胡椒で味を整えればスープの出来上がり。

そこに秘密兵器、自家製「鶏油」を浮かせる。

こんな感じ♬

「鶏油」は鶏皮から抽出した脂なのだが、残ったのカリカリの鳥皮は細く切ってポン酢で和えて食べると美味しい。

鶏ガラは1羽分60円くらいで売っているのを2羽分買っていつも作る。近所に車で回れるスーパーが4軒ほどあるのだが、その中の1軒にはいつも新鮮な鶏ガラが売っているのだ。

普通はこんな面倒なことはやらないだろうし、料理系YouTubeでもほとんどが顆粒出汁、ほんだし、コンソメキューブ、味覇(ウェイパー)、創味シャンタンDELUXEなどを推奨する。

実はちょと前にコンソメキューブを買ってみたのだが、1回だけ使って、それ以後はまた鶏ガラスープをとるようになってしまった。市販のキューブはうま味が単調で、香りがない。

前記のだしの素にはほとんどに化学調味料が入っており、無化調表記のも巧妙に化学的な旨味が仕込まれている。ペースト状の中華出汁に至っては原材料の実態が不明である。もっともカレールーなども同じだが・・・。

先日、台湾まぜそばの作り方を書いたが、あれを作るユーチューバーは皆が皆「味の素」を入れている。すごいのは「味の素KK業務用品サイト」で名古屋の「味仙」を堂々と取り上げていることだ

繁盛店の舞台ウラ/名古屋人をとりこにする名物ラーメン味付けの要は「味の素」

なんだか笑ってしまうが、インドの屋台YouTube動画でもほとんどのインド屋台で「味の素」ガバガバ使われている。それからキャンプ動画も流行っているが、焚き火調理はいいのだがそこで化学調味料と添加物たっぷりの市販品を迷いもなく使っている。

それがオシャレな画像になって流れ、何万人にも支持されている(結果的にあっち側の宣伝と洗脳になっているわけだが)。私はそんな流れでは本当の自然の回復と、それに寄り添う本物の文化は絶対に育たないと思う。

本当は今日のラーメンだってちょっとだけ化学調味料を入れると旨味が増して、そこそこの味になるのは私もよく解っている。が、それはやらないのだ。

というわけでコンソメキューブは棄て、明日も本物出汁を目指す(笑)。もっとも鶏ガラの質も大事なんだが・・・。


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