「大地の再生」ライセンス講座@滋賀・野村隆哉研究所/1日目


先月4月12日にお伺いした滋賀県湖南市の「野村隆哉研究所」がさっそく「大地の再生」を受け入れてくださることになった。作業はライセンス講座の流れで今日から2日間行われ、宿泊も研究所内の音楽ホールなどを使わせていただける。コロナ騒動で集会などを控えるよう通達されているご時世だが、竹酢液が新型コロナウィルス対策に有効という野村先生の確信に守られ、かつ作業が密にならない配慮をしながらの講座決行である。

私は高松を朝出発して高速に乗り、13時過ぎに到着。研究所の入り口ではすでに竹の枝払いや・・・

沢や庭の草刈りなどの作業が各所に分散して行われていた。

外で作業を見守る野村先生を見つけてご挨拶し、外周りを観察させていただいた。なにしろ前回は夕方近くの到着で天気は雨。建物の外部はほとんど見れなかった。

前回、野村さんにチョウの標本を見せていただいたりしたが、植物もお好きなようで敷地内には様々な花が咲き乱れ、樹木や鉢植えがたくさんあり、沢沿いにはコゴミが羽を広げるように群生している。

これが木材の「熱化学還元処理」炉のようだ。別棟で木工の専用室もあるようだった。

奥のスギ林の中を矢野さんが重機で道を拓いて谷に降りようとしていた。小さな擁壁があるので降り口を切り開けずかなり苦労していた。

なんとか降りて沢を渡り、堰堤をまたいで再び沢に降りる。ここは研究所の庭と続きになっていて、すぐ下流に写真でみせたコゴミの群落があり、その下流にすぐもう一つの堰堤がある。

野村さんの研究所敷地は、この2つの沢に囲まれた、そしてその沢が合流する三角地点にある。背中には山の斜面、目の前には田んぼがひらけて遠く鈴鹿山脈が望める。

夕暮れが迫って矢野さんがまとめの解説に入る。

明日の作業を確認。ともあれ草木が多いので風通しの草刈り作業と、沢と水脈の連動が重要な作業になるだろう。

食事前に音楽ホールで座学を。ここも野村さんが内装をセルフビルドしたという。熱化学還元処理されたスギが全体に張られていて、材同士のすき間やずれ(もちろん割れも)がほとんど見られない。

周囲に置かれた椅子もご自身で設計・製作されたというから驚きである。全体がスギ材で作られているが、一見華奢に見えて座ってもブレがない。広葉樹で作られたかのような感触だった。

食堂で手作りの夕食をいただく。前回同様、野村さんが手作りの本格カレーを寸銅鍋いっぱい用意してくださっていた。それにバターで炊いたというジャガイモ。

その他のたくさんのお惣菜はやっちゃんのたむたむ畑メンバーによる。やっちゃんとその友人ちは、今回の講座に向けて研究所の掃除など事前準備を手伝ってくれたそうだ。

食後は野村さんらと歓談したあと、私と矢野さんとひこの氏は車で彦根まで向かい、ホテルで2時過ぎまでマニュアルの打ち合わせ。

今回の旅もかなりハードになりそうである。


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