千葉県市原市【米沢の森】にて(その1)


前夜、千葉県市原市の五井駅近くにある宿に泊まる。朝、矢野さんの車で現場へ。今回の「大地の再生ライセンス講座(被災地支援)」は市原市にある里山である。千葉県は里山整備のボランティアグループがとても多いそうだ。ここ「米沢の森」は2004年から会が設立され、保全整備が進められているが、先の台風で倒木や表層崩壊が多数発生した。

拠点の古民家もあり、改装が続けられている。3/20~5/17には市原市南部の里山や廃校を舞台に現代アートの展示やワークショップを行うアートフェスティバルも予定されており、ここもその位置付けにあるようだ。

房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス2020

古民家は高台にあるにもかかわらず庭のぬかるみがひどく、周辺環境の放置や下流のため池の詰まりが原因なのは明らかだった。米沢の森を案内してもらい、遊歩道をシンボルツリーのヤマザクラの場所まで登った。

里山整備は「公園化」を目指す場合が多い。荒廃した里山に手を入れ、過去にそのまま戻ろうとすれば膨大な手間がかかる。公園化と過去への回帰・・・その狭間で多くのボランティアグループは揺れ動いてきた。

「大地の再生」視点に立ち、自然と手を組めばそれが最も省力的な里山再生の近道となることを知ってもらいたい。

※技術レポートは「大地の再生HP>活動事例レポ」に掲載しています。


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