西に住むということ、京の送り火


西日本豪雨被災地取材の後にyuiさんの盂蘭盆があり、その後、短期連載が決まった雑誌の原稿の突然の変更があったりで、ブログの更新が遅れまくってしまい、本日ようやく被災地取材のレポートをアップした。

食事を自分で作ってお酒を飲みながら楽しむのが好きなので、原稿が忙しくなって暗くなる頃に買い物に出ると、もう風呂に入るのも面倒になってしまって、翌朝の草刈り後に朝風呂・・・というパターンが多いこの頃だ(笑)。

テレビをつけると徳島で阿波踊りのライブ中継が入っている。そういえば先日の高知行きのときは「よさこい」の前夜祭で、よっぽど泊まって飲み明かそうかと思ったが、原稿があるのでぐっとこらえて帰宅したのだったw。

yuiさんは、僕を四国に引っ張って来たことをとても気にしていて、「四国すごく気に入っているよ」「西日本に住んでその文化に触れるのは物書きとしてすごいプラスなんだ」などと返答すると、とても喜んでくれ「ああ、それならよかった!」と、心からほぐれるような笑顔を見せたものだった。

僕もyuiさんも京都が大好きで、群馬の山暮らし時代から、西に取材旅があるときには必ずyuiさんの実家の高松と、そして京都に立ち寄った。建築、工芸、食べ物、そして昭和を彷彿させる懐かしい路地の佇まい。京都は汲めども尽きぬ魅力をいまも僕に与えてくれる。

西日本に拠点を持つことで、京都はとても行きやすい場所になった。思えば紀伊半島豪雨の取材、そして屋久島に至るまで、高松在住でなければこれほど濃密にはなれなかっただろう。今回の西日本豪雨の取材もそうである。矢野さん@大地の再生との接触にしてもここまでの発展はなかったはず。

お盆に京都を旅する。この時期、京都の宿はまず取れないのだが、かなり前から周到に準備していたのだ。以前2人で船岡山で見た大文字の送り火をもう一度、そしてyuiさんの霊をこの送り火に乗せるために。

ありがとう、そしてさようなら、yuiさん・・・。


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