昨年の石垣積みワークショップから男木島に関わるようになり、7月には講演会と出版記念パーティをやるのだが、男木島全体の街並み保全のNPOからも声をかけられている。これはもうプロジェクトといっていい規模なのだが、なにしろ資金がない。そこでクラウドファウンディング。
その文章や写真構成を頼まれていたのだがどうにも気が乗らない。趣旨は当たり前にやるべきことなのだが、クラウドファウンディングそのものが私は好きではないこともあるのだろう。そこで主催者にベタで文を書いてもらい、写真も上げてもらって、それをリライトするという形で引き受けた。
夕刻、打ち合わせを兼ね会食。カツオを買ってきてもらったので島ニンニクと畑の青じそでタタキに。中落ちと皮はネコたちへ(ヨカッタネ!)
リライトというのは単なる校正ではない。元の意味を変えずにその場所に相応しい文体に編み上げることだ。屋久島の取材中にメールで送られてきたデータを、帰りのフェリーの中でざっと読んでみたのだが、これがまず「長すぎる」。
で、多少直されたものが送られてきたが、まだまだ詰め込みすぎで、その文章の重複部をバッサリ切り、過剰な表現を変えねばならない。文章はまず抑制をきかせて行間で読ませるのが基本、そして読者を飽きさせないようにリズムと構成が(音楽のように)求められるのだが、それはやっぱりプロの編集者との締め切り修羅場バトルの経験でもしないと無理だわ(笑)。
写真も修正しないと使えないのが多数。全体にかなりのスキルを要求される仕事だよな。
(でもこれっていくら請求したらいいのか。。。)