開聞岳〜指宿温泉〜枕崎のカツオ


屋久島に入って周回道路を走り始めたとき、最初に目に止まったのがこの木の花だった。

南国の香りのぷんぷんする見たことのない黄色い花。

この花が開聞岳が近くにつれ道端にたくさん見られるようになってきたのである。N先生がネットで調べたところでは「イペーの木」というものらしい。南米原産の落葉高木で、別名「コガネノウゼン」「キバナノウゼン」、 英名は「ゴールデン・トランペット・ツリー」。日本の桜と同じく春先に葉が開く前に花が咲くので鮮やかなのだ。ブラジルの国花だそうである。

池田湖から見た開聞岳。

N先生は一人で登山。

私はオートキャンプ場の敷地を借りて、車についた桜島の噴煙灰を落としたり、洗濯物を乾かしたり、パソコンを出して取材ノートをテキストにまとめたり。

山頂はガスられたそうだが、無事下山したN先生をピックアップして近所の共同浴場へ。なんと入浴料100円なのである。

が、残念ながら湯船は空。これから湯を入れるらしく、1時間以上待たねばならない。そこで別の温泉へ。なにしろ指宿は温泉だらけなのだ。

「たまて箱温泉」、ここの露天風呂が良かった。海が見え、広々として開放感最高の風呂だった。のちに調べてみると「トリップアドバイザーの『旅好きが選ぶ!日帰り温泉&スパランキング』4年連続1位という露天風呂」だそうである。裏に屹立する山は竹山といい、5~6万年前マグマが冷えて固まった岩山で、横たわったスヌーピーのシルエットに似ているのでスヌーピー山と呼ぶ人もいるらしい。うん、確かにw。

枕崎まで行く。ここに無料のすばらしいキャンプ場があると聞いていたからだ。

駐車場の水濡れ場にモンキアゲハがやってきた。

このキャンプ場のすごいところは、ロケーション抜群で無料というだけではない。枕崎の町なかに徒歩で行けるのだ。2kmくらいあるけど。

枕崎の町は鰹節工場がたくさんあり、町中が燻し臭で充たされている。工場には燻し用の薪が大量に積み上げられている。

薩摩白波の焼酎蔵を見学に行く。もちろん試飲OK。このために歩いてきたのだった(笑)。

居酒屋が開くまで地元のスーパーを観察。鰹節の工場から出る、カツオの特殊部位が驚くほど安い値段で売っている。また、鹿児島の郷土料理「あくまき」が大量に並んでおり、そればかりか自作用に木灰やアク汁、竹の皮まで置いてある。つまり、鰹節工場から良質で大量の木灰が出るので、それを利用しない手はない、ということなのだろう。

そして居酒屋で生ビールを。カツオづくしで〆。


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