早朝6時過ぎにゴミ捨てに出かけ、その足で庭と畑の草刈りを1時間半。せっかく育てた落花生も草取りをさぼってツユクサに覆われてしまった。今年はうまく収穫できるかどうか解らない。トマトの支柱もまだ取れないまま放置。玄関前とアプローチの周囲のエノコログサを刈る。午前中は溜まっているメールの返事を書いてから仕事。
涼しくなってコーヒーをよく淹れるようになり、するとパンが食べたくなる。粉やイーストはあるのでyuiさん担当だったホームベーカリーで作ろうかとマニュアル本を取り出してみたが、計量やら機械のセッティングやらやたらが面倒だ。そんなことやってる時間はねえ! 止めた。
昼、銀行に行くついでに近所の小麦堂で食パンを買ってきた。さぬきの夢2000で作ったと書いてあった。ホントかな? 食べてみたらけっこう美味しい。ウチもさぬきの夢の粉が残っている。やっぱりホームベーカリーかなw。
小麦堂は勝賀山の裾にある山の中のパン屋で、駐車場から果樹園の小道を歩いていくのだが、中に入るとお客は僕ひとり。食パンだけというのも何なので、オリーブのフォッカチオというのも買ってみた。中は乾燥トマトとマヨネースが入っていて、ブラックオリーブにローズマリーのトッピングが効いた美味しいパンだった。フォッカチオとは「イタリアで食べられている平焼きしたパン」のことらしい。
いつもの直売所も近いので寄った。昼頃には売れ残りしか残っていないが、アケビが売っていたり、レモンが安く買えたり。
アケビは中の種子もお目当てだ。実は、アケビのつるの庭のフェンスにしたいという計画があるのだ。植えたマツが1本枯れてしまったので、小麦堂のアプローチに落ちていたアベマキのどんぐりも拾ってきた。
夕刻、図書館と買い物。いつも買うベイカとはサイズちがう、ベイカよりも大きなケンサキイカの子が売っていた。アオリイカ、ケンサキイカ、ヤリイカ、そしてベイカは、いずれも「ツツイカ目ヤリイカ科」の仲間である。だから甲の形や内臓の形態はよく似ている。
丸元淑生の『家庭の魚料理』の中には「小型の子持ちやりいか」の項があり、そこにやりいかの基本処理と調理法が書いてある。その中で疑問だったのは、目の部分を取らないでいることだった。その通りにやってみた。まずヒレの下側で胴を切る。構造的に先端には卵や白子があるが、この季節には持っていないようだ。しかし、卵巣部なので中身は取らずにおく(甲だけ抜く)。
そして下半分から足と目の部分を引っ張り出す。下半分の筒にも甲が残っているのでそれも取り出しておく。
解説書ではそこからから内臓と墨袋だけを取るのであるが、この目とくちばしが付いたままの残りがそのまま食べれるとしたら、作業はうんとラクだし、食材としての歩留まりも大きい。
ゲソ部分にはスルメイカやコウイカのようなぬめりも少ないので下ごしらえの作業は早い。
丸元レシピ通りの「ブレイズ・イタリア風」でやってみよう。フライパンにのせてアンチョビを3きれ。
フタをして中火にかけておく。
ブラックウォールナットのつまみは快調で、最初からこうしてあったように馴染んできた(笑)。
おっと、オリーブオイルを忘れるところだった。
ふつふつしてきたらアンチョビをフォークでつぶす。混ぜて弱火の加熱を続け、加熱が過ぎないところで火を止めてできあがり。
味はいつものベイカのときととほとんど同じだが、大きいので食べ応えがある。
そして、疑問だった目とくちばし付きのゲソ部。これがそのまま食べても抵抗がないのだった。
丸元淑生は『家庭の魚料理』の中で、
小型の子持ちやりいかは、きわめてかんたんな処理で、まったく手間がかからずにおいしく料理できる。そして、何日か保つので助かる。
子持ちでなくても小型のやりいかは、これと同じ調理法でおいしく食べられるので鮮度のよいものが安ければ買うべきだ。
と書いているが、ナルホドその意味が実感できた。確かに基本処理が簡単なのだ。
バロンには餌をたっぷりやったのだが、イカの匂いが気になってしょうがないらしく、僕の足下でおこぼれを待っている。さすがに子ネコのときのような貪欲さはないので食事の邪魔をすることはなくなった。
それでも僕が食べているあいだはこんな目で凝視している。黒猫は目が目立つので、その感じで何を考えているのかだいたい解るw。
オマエのもちゃんと買ってあるよ北海道産秋シャケ中落ち170円というやつ。明日、蒸して出してやるよ♬