数日前、残りのジャガイモに土寄せ。
今日はジャガイモを抜いた跡を整地して畝を作り直し、エダマメ・二十日大根・ミツバの種をまく。
種からなので明日からまた頻繁に水やりだ。
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さて、その整地と畝の作り方だが、片手で使える半月型のクワで溝を掘りつつ雑草を根っこごと掘り出して仕分けし、土だけを畝に盛っていくのだ。今は雑草の繁茂がもっとも旺盛な季節なので、取り出した雑草は堆肥用に別の場所に積んでおく。ここには植物系の生ゴミなら挿んでいってもよい。
高さが足りないところは、ユンボで表土を掻いてもらって集めた小山の下側がそろそろ土を採りやすくなってきたので、そこから土を掘り出して箕で運んで追加。
そのときは粗いフルイを使って石を取り除く。残った石は、畑以外の敷地の低い所(雨の日に水たまりになるような場所)まで持っていき、ばらまいて足で押さえておく。
こうして、敷地の石と土と草を選り分けながら、使いやすい敷地に徐々に移行させていくのだ。
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片手で使える半月型のクワは、土に与えるダメージがカマに比べるといささか強く、ある意味凶暴な道具である。カマで雑草を刈るぶんには表土はそのままだが、この雑草取りのクワは、表土を傷つけ撹拌してしまうわけで、時間をかけてつくられた土壌生物や昆虫の相を撹乱してしまう。
実際に観察すると、アリの巣を破壊したり、土中で蛹化したガのさなぎを掘り出してしまったりする。
整地を続けていたジャガイモ畑のひと隅に美しい雑草のかたまりがあったのでそれは残しておくことにした。ドイツの画家デューラーが描いた雑草の小品「芝草(The large piece of turf)」を思い出す。
もう一つ残したいと思ったのはここでアシナガバチが芋虫をつまんでいるのを目撃・観察していたからだ。
雑草はみずから根を伸ばしながら硬い土を耕してくれている。雑草の周囲には土壌生物が集まる。それが良いのだが雑草ばかりでは目的の栽培はできないから、ときには破壊(整地)も必要になる。敷地を観察しながらそのあたりを加減をしていく。
ジャガイモを植えたのはおよそ4ヶ月だが、そのときはツルハシを使わねばならないほど硬い土だった。
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クリがあまりに弱々しいので、数日前、根回りに炭を埋めてみた。栽培品種のクリは養分たっぷりの土を好むらしいので、ここはあまりに過酷すぎたようだ。
そのクリの葉に今日はお腹でっぷりのアマガエルくんがぶら下がっている。クリの葉にコガネムシが食害しているのを見ていたが、けっして丸坊主にはならないところを見ると、やはりカエルの腹に収まっているのかもしれない。
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半湿地に試験植えしたサトイモ、けっこう順調に大きくなってきた。これはたしかスーパーで買った中国産のイモ。それを食べずに植えたもの。
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イチジクも急に元気よくなってきた。ようやく土地になじんだのだろうか。なにしろコンクリートのビルの屋上でプラスチック鉢に園芸用バーミキュライトで挿し木を育てたのだから。
さて、昼はひさしぶりに蕎麦を食べに遠征だ。