そばごや・大エノキ


徳島の貞光へ。前回ふられたので今年初の「そばごや」の蕎麦。ここは剣山の登山口に向かう谷間にある。

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切り盛りするご夫妻は製茶業もやっているので5~6月にかけてひと月半休業する。そして気まぐれ営業なので電話して行かないとふられるときも。

蕎麦の前に煎茶が出る。これがまた非常に美味い。山間地でつくった完全無農薬のお茶だそうだ。

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メニューは蕎麦だけ。ざるかかけ。ざる(大)800円。(小は500円)

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相変わらず美味しい。そしてだし汁の味がグレードアップしたかな? ともあれ石臼挽きの蕎麦をたっぷりこの値段で食べれるのだから嬉しい。

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食べている最中に親爺さんとお茶の話をしていると、粉茶を勧められる。ここで粉に挽いた(もちろん石臼)ものだそうだ。

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煎茶を飲み終えた湯飲みに粉茶を入れて湯を注いだのを出してくれた。これもまた美味いんだけど、せっかくの蕎麦の香りが消し飛んでしまったw。

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「この粉茶を焼酎割りにするとうまいぞ、悪酔いもしないし」と親爺さんが力説。下の国道の道の駅でも800円で販売しているというが、ここで買うと500円。一袋購入♫

山間のお茶畑も、ここの蕎麦屋も、親爺さんの代で消滅してしまう。

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近くにある大エノキを見にいく。幹まわりで日本一のエノキ巨樹だそうだ。

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ちょっ樹勢が弱っている感じ。デッキがつけられ根を踏まないように配慮されている。

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途中でスギ林の雪折れ跡を見た。去年の12月に起きた徳島の雪折れのときのものだろう。ニュースになったのは半田川流域だが、ここは山一つ隣である。

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この一帯は石垣が見事だが、民家の木組みがまた凄い。これらも最後の世代で管理者がいなくなり消滅する運命にある。

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