素麺とうすくち醤油


関西に来たら料理に「うすくち醤油」を使ってみたいと思っていた。どうせなら手作りのいい醤油を、と考えているうちに時がたってしまった。

先日、高松市内の自然食品店ちろりん村で小豆島のヤマヒサというメーカーのを見つけた。とりあえず小さな瓶を購入。

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普通の濃い口醤油を少なめに使ってあと塩を足せば薄口しょうゆの代用・・・などと思っていたが、実際うすくち醤油を使うと出汁つゆや煮物が、色よく実にふくよかな味に仕上る。というわけですっかり気に入ってしまった。

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お昼に半田そうめんのぶっかけ風を作ってみた。昆布と伊吹島いりこで濃い出汁をとり、酒とみりんとうすくち醤油で汁を作り冷やしておく。茹でた麺を冷水で洗い、具は畑で取ってきたキュウリ、トマト、モロヘイヤ(茹でて叩いておく)。それにナスの田舎煮を添え、薬味におろし生姜。そこに冷えた汁をかける。

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うすくち醤油は「ものの持ち味を殺さない」ので複合的な材料の料理にも向く。私にとってうすくち醤油は、これまでの料理の概念を変えてしまうほどの出会いになった。天然の出汁を使っている人は、ぜひとも本物のうすくち醤油を使ってみるといいと思う。

夜は台風で凄い風。でも新築の家は雨漏りもなく、気密性が高いのでびくともせず、中はサラリとしてすこぶる快適であった。

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ヤマヒサ醤油


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