わが家のご飯を入れるおひつである。木曾サワラを使っている。ご飯はかまどさん(土鍋)で炊き上げたらこれにすぐ入れる。
さすがに翌日まで保温はできないけれど、この冷や飯が美味いのだ。
そのまま食べてもいいが、冷蔵庫の中のこんなものを使って(梅干し、ひしお、福神漬け)・・・
鉄瓶で沸いた湯を使って・・・
茶漬けならぬ白湯漬け。
米は湯洗いせずいきなり白湯をかける。口いっぱいに滋味がひろがる、米の美味さがしみじみわかる食べ方である。夏は、これを水でやってもいいのだ。
土鍋、おひつ、鉄瓶、炭火、これらのおかげで、町に居ながら山暮らしのときの味に肉薄していると思う。ちなみに、米は讃岐産の安い新米である。
さて食後、師匠が落花生を畑から上げたと聞いて、私もあわてて畑に飛び出した。できてるできてる!
枝付きのままひっくり返して、このまましばらく風干し。土に落ちたものだけを拾い集める。
落ちたものだけでもこれだけあった。
サイズもなかなか。炒って食べるのが楽しみである!
小雨が落ちてきたので落花生はパルテノンの中に入れた。
ヤマブドウの紅葉が鮮やかで目を楽しませてくれる。来年こそは収穫!!!
夜は町に出て東京の編集者と打ち合わせ。べえすけと呼ばれる瀬戸内産の大きな穴子のたたき。穴子を焼き以外で初めて食べたが、なかなかの味だった。
まだまだ未知の味があるなぁ瀬戸内魚介。二次会は私がアタリをつけておいた立ち飲み日本酒バーへ。ヒノキのカウンターで着物姿のおかみを相手に飲む。石鎚の緑ラベルや佐賀の鍋島なんかがあってなかなかのもの。このところ高松に立飲みの店が急に増えた。いい傾向だ。