昨日入手した鉄板とヘラでヤキソバをつくる。これからお客さんが増えることだろうし、ということで大型のものを買ったのだ。焼きそばはマルちゃんの安いやつで、富士宮の輪ゴムのようなかたい麺がなつかしいのだが、群馬では売っていないのが残念だ。でも宅配してくれる現地の製麺屋さんのHPをみつけたのでそのうち入手する予定である。
富士宮の焼きそばづくりのオバサンが「焼きそばづくりに道具は大切ですよ。とくにこの大きな鉄板でつくると美味しくできます」と言っていたが、実際ほんとうに作りやすいのだった。中華鍋では一度にせいぜい2玉しか作れない。しかもキャベツなどの野菜は最初に炒めてから取り置くという手間が必用だが、鉄板なら4玉なんて楽勝だし、麺がこびりついてもヘラで簡単に剥がせる。キャベツなどは炒めた後で端に寄せておけばいいのだ。ま、ちびカマでは火口が小さすぎるきらいはあるのだが。
夕刻、ウドを初収穫する。段ボールで囲いをつくっておいたやつだ。茎のところが白化して、生で食べれる部分が若干増えた。本当はもっと成長するまで待てばいいのだが、待ちきれず2本だけ。根元に近い部分はスライスして生で味噌をつけて。葉っぱと茎の青い部分は天ぷらにした。すばらしい香気、甘みである。ノビルも摘んだが、ウドを食べてしまうともう箸が伸びない。それぐらい採りたてのウドはすばらしい(・・・前橋Hくん。次回は前日に電話して昼間に遊びに来いよナ。ウドの株はまだたくさんあるから・・・)。
セリでも摘もうかと湿地へ行ったら、なんとムカシトンボの成虫の死骸を拾った。いるんだココに! 恐竜が栄えていた約1億7000万年前、中生代ジュラ紀の終わりごろの形質を残す、「生きた化石」といわれる日本特産種のトンボである。沢沿いの岩の苔(こけ)に産みつけられた卵が成虫になるまで7、8年かかるといわれる。世界的にはヒマラヤに同じ仲間が一種いるだけだ。飛んでいるところを見たい。
さて、セリだが、根っこごと洗って食べたいと思い、何株か引き抜いてみると、どうも茎の形が怪しい。図鑑で調べてみるとドクゼリのようだ。葉っぱはセリそっくりなのだが、セリ特有の香りが薄い。根元の茎が竹のような節状になっているのがその大きな特徴だ。ワサビと間違えて根を2株食べて死亡例もあるらしい。注意、注意。