強い雨の日、町に買い物に下りる途中、スーパー林道の雨水の流れを写真に撮ってみた。運転しやすいように一定の勾配で作られた林道は、このように雨が道路の上を川となって流れる場所ができる。路面そのものが水路となってしまう。これが未舗装の林道だったら路面に溝ができること間違いなし。
というわけで、林業作業に使う未舗装の林道は、わざとアップダウンを作ったり「水切り」をはさんだり、水を逃がす工夫をするのがいい。一カ所に水を集めて水路で流す、という方法は山の環境のためにもよくない。林道を通すことで従来の乾燥と湿潤のバランスを崩すことになり、それが植生を変えてしまうからだ。