虹、共同浴場、月


ホームページの「旅行記」に2001年のタイ紀行『ジャングルと海』をアップしました。元原稿は同好会誌に寄稿したものですが、今回web用にレイアウトを再構成。

印刷版では予算の関係でスケッチブックのページ以外はモノクロでしたが、web版は写真もすべてオールカラーの豪華版です。お楽しみください(こちら)。いろいろな人に読んでもらいたいので英語版も準備中。いま、とりあえず日本語版半量だけですが・・・。

草津に行った。途中、赤城の方面に虹を見た。紙芝居の曲『夏のはじめ~虹のテーマ』を作ってから初めて見た虹だった。嬉しい。帰りは満月だった。

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今日の草津はヒドかった。いつもの共同浴場でのんびり入るつもりが、10人ほどの大学生が集団でドヤドヤと入りに来て、酒臭い息で大声で話しまくっている。熱くて浸かれないのか足だけを突っ込んで湯船にずらっと腰掛けて・・・。アホタレ! 小さな共同浴場に集団で来るな! 足湯なら湯畑でやってこい!

共同浴場はもともと地元の人たちのための湯で、観光客はひっそり遠慮しながら入るべきものだ。前にも、旅館から流れてきたよっぱらいのオジサンたちが、湯が「熱い!熱い!」と、周囲もはばからず風呂桶でじゃんじゃん水を入れ、身体も流さず入り始めたことがあったのだ! こんな日は心がふさいでしまい、せっかくの温泉に身体が感応しなくなるのだった。

「終わりも近いね・・・」「ホントに・・・」僕らは満月の下でため息をつく。

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