昨夜は高松市内の「ふみや」という店でお好み焼きを食べた。鳥のモツ入りという変わったものだが意外にイケる。下駄を履いた主が奥の厨房で焼いて、カウンターの鉄板に持って来てくれる。それをで自分でヘラで切って食ベるのである。
瀬戸内に来ると魚が楽しみ。街角で魚屋さんが元気だ。地物をしっかりと売っていたりして嬉しい。強い海流の行き来が瀬戸内の魚を育んでいるのだ。
琴平電鉄。通称「コトデン」で東に向かう。源平合戦で名を馳せた屋島が見えてくる。お遍路さんがホームを行く。
海岸沿いのカキ小屋で「焼き牡蠣」を食べる。これをいちどやってみたくて、わざわざ群馬から予約を入れておいたのだ。スコップで鉄板の上に殻付き牡蠣を載せ、蓋をして蒸したあと、牡蠣剥きで自分で殻を開けて食べる。食べ放題で一人2500円。相席したグループの人がビールをおごってくれたりして多いに話し込む。これも旅の醍醐味。
食後は五剣山へケーブルカーで登る。四国はどこか懐かしい風景が残っている。ボカンと抜けているのである。自然もたしかに残ってはいるが、四国に住む人が気づいていない、その抜けた部分が好きだ。