コペンからチェーンソーを取り出して仕事。とある敷地の広葉樹の伐採を頼まれていたのだ。放置しているうちに大きく育ってしまい、手に負えなくなる前に整地したいとのこと。倒した後の枝の整理はもちろんのこと、駐車スペースにもなるため根株を地面ぎりぎりまで切り込まねばならない。
樹種はハッキリと特定できないがハンノキに似ている(※)。かなり硬い。それでもアトリエでの作業に手慣れた僕らは予定よりもだいぶ早くこの作業を終了した。お礼に食事。夜はカラオケ。
昨夜の高松ではなかなか素敵なバーを発見した。びしっとキメた女性バーテンダーが、 プロの仕事を見せてくれる。仕事はこうでなくちゃ。
ショットバーで飲むのは、僕はきまって「ドライ・マティーニ」。いつもこれだけ。ジンとドライベルモットを氷でシェイク、ライムの皮で香りをつけ、ピメント入りのオリーブがピンに刺さって入ってくる。
ジンの製法には香り付けにジュニパー・ベリーが使われている。ヒノキ科の常緑針葉樹「ネズの実」である。日本の高山にも「ホンドミヤマネズ」という木が生えていて、秋に黒紫色の球果をつける。秋に北アルプスを縦走すると、ふとジンの香りを思い出すときがある。
※後にヤシャブシと判明。