これまでほとんど生ギター1本で紙芝居ライブをこなしてきたのだが、いよいよ電気的な音響拡声装置(PA)を導入することにした。先日、赤城でのライブで、新品エレガット・ギターでいろんなタイプの曲をやってみたのだけど、音の広がりとバランスの良さに驚いてしまった。とくにボサノバ調の曲なんてベース音のハリが実にすばらしい。
それに、目の前にギターの音を拾うマイクがないので、動きが楽なんだよね。歌用とギター用のマイク2本が目の前にあると、もう身体ががんじがらめになったみたいで、ギターがものすごく弾きにくい。練習不足もあるのだが、これでしょっちゅう失敗していたこともある・・・。本当に悔しい思いを何度もしてきたのだ。
今日は高崎の楽器屋でミキサーと耳に掛けるヘッドセットマイクを調べてきた。大きなイベント会場では、現場にすでにPAが用意されていてギターをアンプにつなぐだけなのだが、これからはPA持参の出前ライブもできるようにしたいと考えている。今年はSHIZUKUの音楽活動が本格的に動き出す年だ。
これまで森のクラフトや絵画など造形やグラフィックの作品、紙芝居の物語性のあるもの、PCを駆使した講演会、そして音楽ライブと、僕らは様々な表現活動を続けてきたが、とりわけ音楽にこだわるのは、音楽とくに歌は、幅広く深く、人の心をとらえるメディアであると思うからだ。
以前、田舎の町でやったミニライブで、ある老人に「お兄さん、歌はいいもんだよ、歌は人を救うんだよ」と言われたことがある。文学や絵画ではこれから死のうと思っている人を救うことはできない。しかし、歌は救うことができる、音楽にはそのチカラがある、ということなのだ。
僕も相方のYKも、とにかく歌が好きなんだよね。もう、好きでしょうがないの。これは、きっと僕らをずっと見てきてくれた人たちにも伝わらないくらい、僕らは音楽と歌を愛しく思っているんです。
いずれオリジナル曲の試聴もできる音源をアップしますからね。お楽しみに♪