蜜蝋を塗る


敷地に点在して自生するミツバを保護して(優勢になるように周囲の草刈り草むしりをしてあげる)3年目。今年はかなりデカイ株ができた。さっそく茹でておひたしに。とくに茎のところが美味い。

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イタルさんがサトイモの種イモを持って来てくれた。昨年から頼んでおいたものだ。今年はたっぷり収穫したい。が、植え方はズボラ。不耕起畑の雑草を刈り、ちょっと引っ掻いて土を出し、そこに植えるのである。

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カボチャも芽を出した。カボチャを料理するときは必ずタネを捨てないでとっておき、天日で干してから保管しておく。タネを割って中身を食べても美味いし、こうして苗にすることもできる。発芽率はかなりいい。

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アトリエに戻り、汗をぬぐいつつ新緑の景色にみとれる。

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ふと、蜂の羽音に気づき、その動きを見やる。ニホンミツバチだった。それがクヌギの大きな薪の虫穴に入ろうとしている。穴を次々に物色しているのだ。カミキリの幼虫を喰うカリウドバチならいざ知らず、ミツバチがこの行動をとるならば「分蜂の巣穴探し」に相違あるまい。ニホンミツバチは新たに巣分かれするとき、場所探しに黒い雄蜂が偵察にいくといわれている。

僕らはにわかに色めき立ち、保管しておいた巣の残骸から蜜蝋をとることにした。春の突風で倒してしまった巣箱から得たもので、蜜をとった残り物である。

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まずはお湯で煮て、巣が溶けててきたら、サラシで漉してしぼる。湯が冷めてくると黄色いロウが凝固してくる。それを剥がして貯めていく。

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蜜蝋はミツバチを誘因するのに効果的らしいが、1週間くらいしか効かないらしい。ともあれ半個体状の蜜蝋を先月設置した巣箱の入り口に塗っておいたのでした。


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