石垣積み佳境へ


朝、チビカマでお茶を入れていると屋敷林のシラカシにキツツキがやってきた。このデジカメじゃうまく撮れないが、この敷地には餌は豊富にあるだろうな。

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水糸を上に張り直して石垣積みの続き。大きな石はあらかた積み上がり、いよいよ両手で持てる程度の石で中段の積みに入る。このあたり、慎重に位置を決めたい。石垣のツラの美しさ・整合だけでなく、上下左右の直線をしっかりみて、石を動かして微調整する必要がある。ここの正確な作業が、後々の石垣のプロポーションに大きく影響する。そして、後からは直しようがない。

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既設の石垣との接点は、石が水糸のツラより出っ張っているのがある。それを直していく。土を取り、裏込めの小石を取り、石をバールなどで押し込んでいく。動かないときは石ごと取り出して設置しなおす。そのとき、上の石が落ちそうな気がするが、古い石垣は土が噛んでいるので意外に落ちないのだった。

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まず足場に石を上げ、そこからもう一度石を上げるという作業。

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石が上がったら、体を入れ替えて、石を隣の石に擦り合わせ、全体を3点で合わせて安定した動かない位置を決め、水糸をみながら石のツラを合わせる。そして、裏に小石を突っ込んで石を固定する(カイ石)。この石を突っ込む前に、すでに石が安定していることが望ましい。

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かなり疲れてきました(笑)。実は、このあたりからいよいよ積みの醍醐味が味わえ、朝は意気揚々と仕事を開始するのだが、一個目の石を持ち上げたとたん、「あ、石ってこんなに重いものだったんだ・・・」と再認識するのだ。

石垣だけ眺めていると簡単に動きそうな気がしてくるのだが、漬け物石を思い浮かべるとわかる通り、とにかく石は重い! のであった。だからこそ土圧に耐えて土を止めることができるのだが。

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YKには裏込め石を運んでもらう。積み上がるほどに土壁との空間が広くなるので、大量の小石が必要になってくる。一段積むごとに、裏込め石をその石の裏に充填する。そうしないと次の段の石が安定して積めない。

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今日はここまで。ようやく石垣らしくなってきた。

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