四国編、格納完了


旧ブログからここちらへ記事を移動中なのだが、3.11から始まった四国編(期間にして5年半)がようやく格納できた。

こうして年表にを作ってみると、すでに神流アトリエ時代よりも長く四国に暮らしているわけだ。

nenpyo

移動した記事を眺めながら、私自身のこの四国での5年半を総括してみると、

1)うどん喰いおよび西日本の食文化の探求

2)四国および西日本の周遊

3)単行本および電子書籍の発刊

4)紀伊半島・熊野の探求。

5)アトリエ新築

という大きな5本柱に分けられようか。

1)は讃岐に住み始めたら当然のなりゆきだが、関東育ちの私としては西日本の食文化にカルチャーショックを受けたことがしばしばある。それは、西日本の人が気付かない、関東者だから発見できるテーマでもある。

2)はあまりに魅力的である。四国4県はそれぞれ風土も文化も違う。それだけでも面白いのに、京都、大阪、神戸、山陰が旅の行動半径になった。車を新調したのもこの旅を加速させ、お遍路が句読点となった。

3)5年半のうち前半2/3はyuiさんのご実家にご厄介になったわけで、山暮らしのときに比べて長い時間をデスクワークに振り向けることができた。この間に3冊の単行本と、多数の電子書籍をまとることができ、その結果アトリエ新築を可能にしたのである(年収枠が増えた年にフラット35を申請し、ローンが通過した)。 感謝です。m(_ _)m

4)3.11の年に紀伊半島の人工林が大崩壊した。ここには日本の人工林政策失敗の縮図がある。だが、ほぼ同じ条件の場所に伊勢神宮の宮域林があり、それはあまりにも鮮やかな対比である。熊野に通う度にますますその感を強くする。

5)身銭をきって自分で建ててみなければ解らないことがたくさんある。長い間、産直の家づくりを観察してきて、私はそのセオリーをあえていくつか外した。囲炉裏暖炉を生み出し、スギ材を媒介に和洋の融合した新たな空間を作った。

今後はさらに森林・竹林に目を向けつつ、国産材の規格サイズとインパクトドライバーを組み合わせた簡単木工というテーマを完成させたい。Gomyo倶楽部という大きな空間にも積極的に関わっていく。その中から「山里暮らしパート2」が生まれるかもしれない。

で、いま群馬編の移動に突入しているんですが、食べネタが多くて腹が減って困りますw。


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