以前、ライブをやらせていただいた(報告はこちら)太田市藪塚のナカゼンさんに雑炊を食べに。こちらは藪塚の「スネークセンター」近くにあるヘビ料理、スッポン料理で全国に名高い店なのです。
頼んだのは「薬膳雑炊」のランチセット。ハーブのサラダ&ドリンクセットで1050円です。
けっこう大ぶりな丼鍋です。
透き通っていながら旨味が強い。おお、スッポンが入っている。お隣の席ではオバチャンたちがスッポン鍋のコースを頼んでいた。説明を聴くと天然モノのスッポンを使っているとか。養殖ものは臭いがきついが天然ものはそうでもないんだそうだ。ふつうはショウガで臭い消しをするのだが、この雑炊にはショウガの香りの片鱗もない。すばらしい旨味だった。
知人サービスで山芋磯辺揚げとハーブティをゲット( ̄▽ ̄)V。
ハーブサラダもすばらしい。敷地に温室があって栽培しているみたい。花はナスタチウム。ほのかにワサビのような味がする。
風邪気味だったyuiさんもほっかほっかに♪ スッポンは血行がよくなり暖まるといわれる。
店内はログハウス造り。
次回はスッポン! まむしハンバーグも気になるのでした
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食後、太田市内にある高山彦九郎記念館へ。太田出身の高山彦九郎(1747-1793)、幕末の志士に、とくに西郷隆盛らに多大な影響を与えた明治維新原動力の思想家といわれる。九州の久留米で自刀するまで、膨大な旅日記を残し、その足跡は北海道を四国を除いた全域に及ぶ。
私が高山彦九郎を知ったのは、いま住んでいる桐生梅田の忍山川の上流にかつて栄えていたという忍山温泉の旅日記が、彦九郎によって描かれていたからである。残念ながら江戸期から戦前までの営業で、現在は廃屋や源泉井戸が残っているだけという。
カフェ命名の「忍木菟屋」は、私たちの音楽ユニット「SHIZUKU」と、私たちが居る場所が桐生川に流れ込む忍山川の一文字「忍」を採って、木菟(みみずく)の文字とむりやり掛け合わせたものだ(笑)。
そういえばここ4丁目には奥地の割りにお店が多い。現在も居酒屋「いとい」、食料品店「岡商店」、酒屋「田中酒店」、エステサロン「ダイアナキリ」、うどん屋「みやうち」、ラーメン屋「梅田飯店」などが営業している。
なんだか奥地なのに奇跡のような場所なのである。むかしはHONDAのバイク屋さんまであって盛っていたそうで「梅田銀座」などと呼ばれていたこともあるという。そうそう「藤生木材」さんもある(忍木菟屋では若旦那が作ったスギ一枚板のテーブルを愛用中である)。
これは江戸時代から続く忍山温泉の門前町という影響の尾を引いているのかも。いずれ温泉跡地も訪ねねばなるまい♬
さて、この記念館は入館料100円ながらすばらしい展示で、学芸員の解説も付いたのだけど、鉄筋コンクリート製で暖房なし、シンシンと底冷えし、入って10秒で「早く出たい!」と叫びたくなるような建物だった。
ほとんどお客がこないので管理事務所だけにストーブを入れているようだ。だから解説のオジサンは人体蓄熱しているからいいのだが、私たちはたまったものではない。
かといってせっかくの解説を断るわけにもいかず、館を出る頃には二人とも鳥肌状態。恐るべし鉄筋コンクリートの冷輻射! で、せっかくナカゼンで回復したyuiさんはまた風邪がぶり返してしまったのでした(ーー;)。
続く(かないかも)。