翌朝、宿の窓からの景色。仁淀川と日の出。仁淀川は昨年の平均水質(BOD値)ランキングで、全国一位になったそうだ。
一転してラーメンの「豚太郎」です。高知発、四国一円にチェーン展開するちょいディープなお店。
ここは「秘密のケンミンSHOW」にも出たという「味噌カツラーメン」が有名なのですが、さすがに前夜2cm厚のタタキ食べたもんでラーメン+半チャーハンのセットにしてみました。家系のようなとんこつ醤油スープ。細麺。豚臭チャーシュー。細硬モヤシ。半熟味玉。たっぷりワカメ。魔味というほどの強引な吸引力はないけど、なかなかいけてます。
帰りは土佐山田から物部川~那賀川を通り、木頭林業地を観察しながら国道193を通って阿波市に抜け、香川に戻る。先日の台風で崩れた斜面をみつけて写真を撮る。
崩れ始めの部分。これだけで様々な情報が読み取れる。
これも。
これは昨年のかもしれない。すでに斜面に緑化の兆しが見える。
崩れ落ちたスギの根っこ。幹の割りにあまりに小さい根っこ。これは尋常な木の姿ではない。
途中で大釜の滝を通る。この辺りは平成4年の大雨でかなり崩壊したところ。それにしてもいい滝だね。wikには滝壺深さ15mとあるが、かなり埋まっているだろうな。
急斜面に残る原生的植生。ヒメシャラとツガが見える。力強く、美しいですね。
それにしても、高知と徳島の人工林の多さは驚くべきものだ。四国の中央山地はすこぶる植生の豊かな場所で、暖温帯林(シイ群系)から冷温帯林(ブナ群系)まで連続しているのだが、そのことごとくが人工林化しているのである。高知は 人工林率70%に近く、徳島も60%を越えている。
さて、この広大な人工林をこれからどう管理するのだろうか?