道後温泉本館、スバルとサウンド


旅の最終日は松山で目が覚め、早朝の道後温泉に行く。最初は新しくできた「飛鳥乃湯」を見たいと思っていたのだが、本館の建物を見ているうちに、やっぱりこちらに入りたくなった。本館は西と東と2つの湯船がある。私は松と柳を脇侍にした白鷺の陶板画のあるほうが好きだ。湯船は香川県の庵治石(花崗岩)でざらっとした仕上げのままになっていて、その湯船のグレーと、砥部焼の白地にコバルトブルーが好対照になって、なんとも神聖な空間なのだ。今日は人が少なかったのでとくによかった。

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