ようやく2014年のお遍路の記事まで本ブログに移動できました。
4月から(8月を除き)12月までの9ヶ月間、全37日間を使って回った四国巡礼の旅。不思議なもので、過去記事を読む度に、88箇所(+別格・番外4箇所)すべてのお寺一つ一つが、鮮やかに記憶に蘇ってきます。
この旅に誘われたのは、四国遍路開創1200年という大きな節目の年で、各寺院で秘仏公開などが目白押しだったこともありますが、日記を読み返してみると、関東で生まれ育った私が四国をじっくり観察できる大変よい機会でした。
人々や食文化も面白いですが、寺院と地形・地質の関係も非常に興味深かったです。四国は中央構造線が貫き、青石(結晶片岩)が採れることから寺院建築にも多用され、瀬戸内沿岸では花崗岩とマサ土が風景を形作っている。
内奥の森林、南部の海岸線もすばらしいもので、お遍路を経験しながら四国独特の風土を堪能することができました。また、違うかたちで巡礼したいと思っています。