衰退する竹林、マツ枯れの遷移


「とにかく香川の山は竹が多い。飛行機が高松空港に着陸するとき、上空から竹に覆われた山の斜面がたくさん見えてぎょっとするほどだ。管理放棄された竹山が地下茎でどんどん広がって他の樹木を侵食していくのである」

~これは今から10年前、2001年の5月に高松に降り立ったときの日記の一文である。その後、香川は毎年のように訪れて、荒廃竹林の行方を観察していたが、今年は今までと違うパルスを、信号を山々から感じた。

それは竹林が衰退し始めているのではないか、という感覚である。

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