陽気軒


年明け早々に出す本のために連日連夜仕事の日々である。深夜まで仕事をしては眠気の限界になると、布団に潜り込み、さっと意識が明けたところで起き出して、仕事にかかる。

コタツでパソコンを打ちつつ、朝の日の光が障子に差すのを眺める。南側に立つカシの木の葉が風で動き、光と影がゆらめいて、透徹な、しいんとした朝の時間が過ぎていく。

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