展覧会が無事終わった。搬入時に軽トラが故障したので、搬出は友人に手伝ってもらい、額がわりに使った2階の戸板は、1週間ぶりに無事はめ込まれたのだった(笑)。この集落でも『上毛新聞』をとっている家は多いので、僕らの活動もずいぶん知られたようである。
ここに越して丸2年が過ぎた。この2年間は僕らの意思表明として、ホームページによる発信、個展やライブ、講演会などを精力的にこなしてきた。いま僕らは、その「意思表明」期間は終ったと考えている。これからは1回1回のライブや公演・講演にもさらに精度を高め、本づくり、曲づくり(CDづくり)にもじっくり取り組みたい。
僕にとって今回の個展は、過去の『北アルプスのダルマ』にまつわるスケッチを発掘したことが嬉しい。段ボール箱深く、およそ20年近く眠っていたスケッチブックの封印が解かれたのだ。この数冊のスケッチブックは『北アルプスのダルマ』の創作のために描かれたものだが、その存在は仕事関係者はもとより友人の誰も知らない。