シータテハ


菜の花にシータテハがやって来た。後ろ羽の羽裏にアルファベットのC文字に似た斑紋があることから名付けられたチョウだ。同じくL文字のエルタテハというチョウがいる。ルリタテハにもL字伸ばしたような斑紋があるが、こちらは学名にカタカナの「ノ」の字が付けられている。この学名の名付け親はかのオランダの学者シーボルトだ。ルリタテハは同じ属のチョウの中で唯一、単子葉植物のユリ科を食草とする。しかも北米欧州に多い属の中で、ルリタテハは東洋に産する。極東の日本でこのチョウに出会ったシーボルトの感動が目に見えるようである。

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ウド収穫、ムカシトンボ発見!


昨日入手した鉄板とヘラでヤキソバをつくる。これからお客さんが増えることだろうし、ということで大型のものを買ったのだ。焼きそばはマルちゃんの安いやつで、富士宮の輪ゴムのようなかたい麺がなつかしいのだが、群馬では売っていないのが残念だ。でも宅配してくれる現地の製麺屋さんのHPをみつけたのでそのうち入手する予定である。

middle_1145964885富士宮の焼きそばづくりのオバサンが「焼きそばづくりに道具は大切ですよ。とくにこの大きな鉄板でつくると美味しくできます」と言っていたが、実際ほんとうに作りやすいのだった。中華鍋では一度にせいぜい2玉しか作れない。しかもキャベツなどの野菜は最初に炒めてから取り置くという手間が必用だが、鉄板なら4玉なんて楽勝だし、麺がこびりついてもヘラで簡単に剥がせる。キャベツなどは炒めた後で端に寄せておけばいいのだ。ま、ちびカマでは火口が小さすぎるきらいはあるのだが。

夕刻、ウドを初収穫する。段ボールで囲いをつくっておいたやつだ。茎のところが白化して、生で食べれる部分が若干増えた。本当はもっと成長するまで待てばいいのだが、待ちきれず2本だけ。根元に近い部分はスライスして生で味噌をつけて。葉っぱと茎の青い部分は天ぷらにした。すばらしい香気、甘みである。ノビルも摘んだが、ウドを食べてしまうともう箸が伸びない。それぐらい採りたてのウドはすばらしい(・・・前橋Hくん。次回は前日に電話して昼間に遊びに来いよナ。ウドの株はまだたくさんあるから・・・)。

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クリンソウと水路


この敷地をお借りするとき大家さんに「このへんはいつもジメジメしていて、クリンソウの株があったんだけど・・・」と言われて、僕らは注意していた。そこは水源からのオーバーフロー水が染みていく場所だった。厚く茂った草を刈り、排水溝(といっても幅10~15センチメートルほどのもの)を掘りなおして、春先に見つけたそれらしいロゼット株を保護していった。

そうしたら、見事にクリンソウの数株が開花した話は、昨年のブログにも書いた。そのタネが落ちたのと、さらに埋もれていた株が復活したのか、その場所には100株はあろうかというクリンソウの密集地帯となってしまった。最初に優勢だったワサビの株が、負けそうな勢いである。

しかし、ワサビもしたたかなもので、花が終わって実がつく頃には、茎をランナーのように伸ばし始めて横に寝ていくのである。これで種をこぼせば、水流に乗るものもあり、かなり広範囲に勢力を拡大できるのだろう。もちろん僕らは、ワサビとクリンソウが優勢になるように草刈りなどの手入れをしている。ユキノシタも少し残している。

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