目の前に”巻き枯し”が


僕の顔もかなり外人系だが、相方もなかなかであると思う。「インドでも旅したら絶対現地語で話しかけられるぞ」今日の髪型なんかインドの聖者パラマハンサ・ヨガナンダそっくりだ。若いころ読んだ『あるヨギの自叙伝』、Amazonで調べたらちゃんと出てきた。もう一回読んでみたいな。

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Kさんが約束のイスやテーブルなどを持ってきてくれた。相方制作のおやき(ネギ味噌入り)でお茶。この方、ここH集落で生まれ少年時代を過し、いま高崎住い。焚火を囲んで話しはつきない。Y先生も加わって対話はさらに盛り上がる。

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堆肥の切り返しを始めたら、途中で雷雨。雨上がって再び作業。下のほうはすでに腐葉土化していた。壁に立てておいた古畳を分解して混ぜ、新たに畳を立ててフォークで積みなおす。

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杭を打ち、廃材角材で壁をつくる。空気が入ったほうがいいので、小さく切った角材を間にはさんでいく。屋根は廃材の波板。みすぼらしいけど廃材もったいないからこれでいいっす。

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終わる頃、Hさんが松田マヨネーズのM社長と神泉の林業家Aさんを連れてやってきた。焚火を囲んで話しているうちに、わがアトリエの斜正面に見える埼玉県側の山、ここに鋸谷式間伐の巻き枯し施業の斜面があることをAさんに教えてもらいビックリ! かなり遠いんだけど、たしかに枯れた木が確認できる。埼玉県下の第一号で、当時Aさんの強い進言で進めたものの、民有林では後でもめる可能性があるので公社の山なんだそうだ。後で現地の写真を撮りに行こう。

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荷上げと釘抜き、し尿穴と肥料


朝から廃材角材の荷上げ。アトリエには車が横付けできないので、車道から荷物を背負って上げなければならない。軽トラをアトリエに最も近づくところまで移動(イタルさんの駐車場のところ)、そこでロープを解いて廃材を肩で担いでいく。短い材は背負い子で上げる。相方も参加。

僕は小さな頃から猟犬の世話でよく歩いていたし、高校時代は坂道のある片道20分の自転車通学、大人になってからは山小屋でのアルバイト体験があり、八ヶ岳で30kgの荷をボッカしていたことがある。それに40代になるまで車を持たなかったので、徒歩と自転車を使うことが多かった。すなわち普通の人に比べて足腰が丈夫なのである。

こんな僕に付合う相方は大変であろう。足腰が弱いと、あらゆる作業において腰に負担のかかる動きになりがちである。ところで、来月は尾瀬をトレッキングしようと思っている。荷上げはいいトレーニングになるゾ、ガンバレ相方♪ その後は廃材の釘抜き。はー、これがまた地味な作業なんだわ。

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肥料と石


朝起きると玄関にタケノコが1本届けられている。たぶんY先生だろう。寒いので台所でチビかまを焚いて食事。ふと玄関に出ると、ラッキョウの苗が届けられている。イタルさんだろう。

『現代農業』のイラスト本描き。アトリエの古民家大図解を描くので細かくて大変である。細部が解らなくなると、懐中電灯を手に2階の木組みを調べにいったりする。ラッキョウの苗が萎れた感じがしたので、夕刻、相方と急いで植えてしまうことにした。

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草刈り、フキ採取


水路の中の草刈りをしていると、イタルさんが通りかかる。「ラッキョウ植えてみるかい? 明日、苗をやるよ」夕刻までに畑に3畝を新たに造成する。庭と敷地にオオバギボウシが出てきた。敷地の草刈りをやりながら、今日はまたカボチャ苗を植えてしまった。ちょこちょこと穴を掘って植えてしまえばいいわけだから、楽なんだけど。しかし、全部収穫できるとなると40個以上になるはず。

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クリンソウ育つ、若竹煮


オーバーフロー水と雑排水が合流して沢へと続く水路、その下部にあるクリンソウも開花した。美しい・・・。色的には西洋的園芸品種に似ているが、より繊細で深みがあると思う。日本の野草は本当にすばらしい。ここはアトリエへのアプローチの入り口のところ。かなりの数の株があり、踏まれないように石で囲いをしていたのだった。

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