クリンソウ育つ、若竹煮


オーバーフロー水と雑排水が合流して沢へと続く水路、その下部にあるクリンソウも開花した。美しい・・・。色的には西洋的園芸品種に似ているが、より繊細で深みがあると思う。日本の野草は本当にすばらしい。ここはアトリエへのアプローチの入り口のところ。かなりの数の株があり、踏まれないように石で囲いをしていたのだった。

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畑に出て水やりと雑草取り。ウドの葉を数枚摘んで天ぷらを揚げる。その後、昆布とかつお節で出汁をとり、日本酒、塩、醤油で味付けしてタケノコを煮る。落とし蓋でコトコト。最後にワカメを入れ、サンショウの葉を添える。いい出汁をたっぷり使い、醤油をひかえめに、砂糖やみりんで甘くせず、淡い味でまとめる。「ちょっと味が薄すぎるかな・・・」というあたりでこらえておくと、冷めてからちょうどいい味になる。

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午後、ふたたび畑に出て畝を2つ作る。上の畑敷地の石垣周辺にカボチャ苗を15植えた。まだ苗はたくさんあるのだが、1苗から2個取るとしてこれだけでカボチャは30個。しかし、こんな小石だらけの土で本当にカボチャが生るのかな・・・?と半信半疑。その半信半疑のまま、新しい畝にはダイコンの種を蒔いた。

上の畝は浅く、下の畝は深く開墾してある。成長のちがいを実験してみようと思って。開墾していない自然農法ゾーンの部分的な草取りもする。必要以外のところはそこままにしてある。いまは前住者の植えた青ネギだけだが、いろいろな苗をスポット植えしてみようと思っている。

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農作業は苦にならない。草取り作業は瞑想にも似て、深い安らぎの中に入っていくごとくである。


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