パリのMASANOBU


ちょっと時間ができたので、HPのタイ旅行記『ジャングルと海』の後半をアップ。ついでに1990年のパリ紀行をまとめてアップしてみた。というのも、昨年暮れ、アトリエの大掃除で昔の写真を整理していたのだが、湿気の抜けない部屋に放り込んでいたプリント写真の重なりが危うく全部ペタッと引っ付いてしまうところだったのだ。危ない危ない。そこで急遽、スキャナーで読み込みデータ化したのであった。

それを組み写真にし、当時の取材ノートから文を抜粋し、WEB用に旅行記を構築してみた。

「林業に入れ込んでいるオマエがなぜパリなんだよぉお・・・」とお嘆きの貴方、まあ読んでみてくんなさいましm(_ _ )m。

http://www.shizuku.or.tv/travel.html

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懐かしい場所


友人の父の葬儀で水戸へ日帰り旅。

水戸の中心部にガラス建築を導入したデパートが生まれた。このデパートは僕が子どものときからあって、常に東京の風が真っ先に流れて来る場所だった。VANの服も、マクドナルドも。

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虹、共同浴場、月


ホームページの「旅行記」に2001年のタイ紀行『ジャングルと海』をアップしました。元原稿は同好会誌に寄稿したものですが、今回web用にレイアウトを再構成。

印刷版では予算の関係でスケッチブックのページ以外はモノクロでしたが、web版は写真もすべてオールカラーの豪華版です。お楽しみください(こちら)。いろいろな人に読んでもらいたいので英語版も準備中。いま、とりあえず日本語版半量だけですが・・・。

草津に行った。途中、赤城の方面に虹を見た。紙芝居の曲『夏のはじめ~虹のテーマ』を作ってから初めて見た虹だった。嬉しい。帰りは満月だった。

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投入堂


田辺林道の取材3回目。岡山県の新見市で行なわれる国有林の作業道作りのイベントの準備に、田辺さんたちが林道作りに行くというので追いかけた。16日にアトリエを出発。それからキャンプをしながらいろいろな所を回って昨日25日に帰還した。

今回の旅の初めは鳥取の「投入堂」だった。かなり昔からこのお堂は図版で見ていたが。現物もイメージ通りだった。いや、眺めているうちに、その不思議な美しさに圧倒され始めた。下から見上げると端正に見えるように計算された屋根は、実はかなり複雑な構成になっている。床や壁の構成も面白い。オランダのリートフェルトの建築、ミロのビーナス像のような、大理石彫刻のような美しさを喚起させた。

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青木ヶ原樹海


湖畔を散歩する。富士五湖といえばブラックバス。どの湖にも釣り人だらけである。湖畔にはバスの死体が打ち寄せられている。

青木ヶ原樹海にある風穴の名所を覗きにいき、樹海の林内を観察する。溶岩に根を張って原生林になっているのだ。表土がないところから出発した生態系の極相の姿である。根が浮いている木が多い。土がなくても木は育つ。植物が自ら作った土を発展させてきたのだ。太い木もあるが、巨樹というのは見られない。樹高がそろって低い。年輪は相当詰まっているはず。

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