林道取材7.(内子の木蝋、四万十の焼き肉)


四万十町へ向かう途中で内子に立ち寄る。和紙と木蝋(ロウ)で栄えた町であり、古い街並が保存されている。重要文化財の旧家を見学、独自の晒蝋生産(さらしろう-=高品質で大量の木蝋を生産できる製法)は海外にも輸出されて、巨万の富をもたらしたという旧家の暮らしぶりがうかがえる。そう、外貨を稼いでいたのは繭だけではなかった。しかし木蝋はその製造の特殊性からか養蚕のように広がりをもたなかった。

もうひとつ見たかったのは道の駅「内子フレッシュパークからり」である。産直の農産物販売や、ハム加工パン焼き販売、農産物直営のレストランの成功例として知られる。ここは企業のCI(コーポレイト・アイデンティティ)と同じように、ロゴマークまで作ってレストランの皿や車にまでそのロゴが使われているなど徹底している。

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林道取材6.(新居浜のE、松山のダメBAR)


午後から松山へ移動。空には相変わらずケム雲。同じ雲の拡散の様子を撮ってみた。飛行機雲ならこのような拡散はありえないよな。

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林道取材1.(足助山梨~静岡、石垣さん宅のログ)


四国高知、四万十町の田辺林道をいま『現代農業』誌上に連載している。その取材に出かけることになった。

深夜からコペンを快調に飛ばして秩父から甲府へ抜ける。朝、桃の木温泉で入浴。偶然選んだここは、なんと「秘湯を守る会」の宿だった。湯質は群馬の霧積温泉そっくりでなかなか良い。夜叉神(やしゃじん)峠で白銀の南ア連峰をYKに見せようと思ったが林道のゲートが閉まっていた。

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近代田舎創造社・赤城温泉御宿総本家


住宅や店舗などの設計を手がける「近代田舎創造社」の田胡さんは、かつて大手住宅メーカーに勤めていた時代もあったそうだが、5年前にこの赤城南麓の雑木林を購入。林床にはびこっていたアズマネザサを刈り、太くなっているコナラなどの木を倒した敷地に、毎年1棟のペースで小屋を建てている。

最初にお茶をいただいたガラス建築もその一つ。他には、どっしりとした石窯を据えたギャラリー風の建物あり、柿葺きの茶室あり、掘っ立ての炭焼き小屋もある。敷地の高台にある自宅とされている家を最後に案内していただく。

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