たまには本業のイラスト作品をアップしてみようか。とあるニューズレターの表紙に依頼され、今年から描き続けているシリーズだ。

囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
ネット「田舎の本屋さん」が新著の特集ページを作ってくれている。また、山崎農研からも自著紹介の依頼があり、こちらは機関誌『耕』に掲載される予定。
いま、田んぼの仕事に頭を切り替えているので、資料がてらの読書を続けている。いやー面白いですね、田んぼ。自然を探求して森林までたどり着いて、山暮らしに到達して、スゴロクの「上がり」かな? なんて思っていたがとんでもなかった。田んぼとその周辺には深淵なテーマがごっそりと眠っている。それがまた、森林にフィードバックしてくる。
勉強するとなれば古典的名著を読んでおかねば。富山和子さんを読みながら、山村と川・農・森林を見つめなおしてみる。山村に住んで労働をともにすることで、その言葉ひとつぶひとつぶがよくわかるようになってきた。

HPトップに「ふゆみずたんぼと自然農」というコンテンツを新たに掲げた。森林再生に関わって10年。間伐の本を2冊書き、今月は作業道づくりの著作が出版される。僕が次に向かうのは「農」である。とくに「田んぼ」であることを、ここで宣言しておく。
これでオオウチは森林から離れてしまうのか? などというご心配はご無用。森林に関しては今回の出版を機にコンテンツを以前のホームページ同様充実させていく。鋸谷式間伐や四万十式作業道のダイジェストをアップする予定だし、間伐掲示板も復活する。そして家づくりから囲炉裏まで「木を使う」というノウハウを平行して追求していく。
さて、ハンバーグのファミリーレストランの「びっくりドンキー」が自然農、とくに「ふゆみずたんぼ」を支援していることを聞いていたので食べにいった。ここは店の内外装が奇抜で面白いのは知ってますね? 箸は竹で、紙ナプキンはサトウキビの繊維を混入してあるのであった。

5月に神奈川で行われるイベントの下見へ。東京の町田市に隣接する市街地にある小さな市民の森での野外コンサートを依頼された。夜のうち出発し、公園の駐車場で仮眠したりしながら下道を行く。
雪が降って明け方の道路は凍結してバリバリと音をたて、バスやトラックはチェーンを装備している。
スタッフの方との打ち合わせや下見は午後からだったので時間がある。「コメダコーヒー」を見つけて早朝からモーニングコーヒー。

実は昨年の暮れにわが愛機PowerBookG4がクラッシュシした。ハードディスクがいかれたのである。そのときは新著のDTPをパソコンでこなしていた。かなり負担をかけていたのだ。また、時期的にもハードディスクの寿命の時期がきていたのかもしれない。
とにかく、PCがぷっつんしてしまって、仕事が頓挫したのだが、HDのやばいカリカリ音を聞いてデータは避難しておいたし(一部紛失)、クラッシュ後はYKのマックブックを借りてなんとか乗り切った。MacのOSXにはマルチユーザー機能があり、新たな作業場やアカウントをとってもらったのだ。
著書の仕事はそれで乗り切って納品を済ませたけれども、肝心のPCは修理に出すか迷った。なにしろ相当なお金がかるのは必至。ところが、ネットで調べてみると、このタイプのG4はハードディスクが自力で交換可能らしい(かなり難易度は高いらしいが・・・)。DTP編集のギャラが入ったのを期にネットでハードディスクを注文し自分で直してみることにした。
ネットで大阪の「パソコン工房」から購入。宅急便の小さな段ボール箱には「精密機器在中」「取扱注意」「横積厳禁」の文字あり。中にビニールのぷちぷちに2重巻き、こんな袋(湿布薬みたい)に入っているHD(ハードディクス)。
