実は昨年の暮れにわが愛機PowerBookG4がクラッシュシした。ハードディスクがいかれたのである。そのときは新著のDTPをパソコンでこなしていた。かなり負担をかけていたのだ。また、時期的にもハードディスクの寿命の時期がきていたのかもしれない。
とにかく、PCがぷっつんしてしまって、仕事が頓挫したのだが、HDのやばいカリカリ音を聞いてデータは避難しておいたし(一部紛失)、クラッシュ後はYKのマックブックを借りてなんとか乗り切った。MacのOSXにはマルチユーザー機能があり、新たな作業場やアカウントをとってもらったのだ。
著書の仕事はそれで乗り切って納品を済ませたけれども、肝心のPCは修理に出すか迷った。なにしろ相当なお金がかるのは必至。ところが、ネットで調べてみると、このタイプのG4はハードディスクが自力で交換可能らしい(かなり難易度は高いらしいが・・・)。DTP編集のギャラが入ったのを期にネットでハードディスクを注文し自分で直してみることにした。
ネットで大阪の「パソコン工房」から購入。宅急便の小さな段ボール箱には「精密機器在中」「取扱注意」「横積厳禁」の文字あり。中にビニールのぷちぷちに2重巻き、こんな袋(湿布薬みたい)に入っているHD(ハードディクス)。
袋をあけたHD。道具は精密ドライバーと六角レンチ(これだけカインズホームで購入/約500円)。
まずPCの蓋を開けねばならないのだが、これがけっこう大変なのだ。ネジがいろんな種類があって、解らなくならないようにセロテープで部位ごとにくっつけておいたり。
新旧のHD。端子の部分はものすごく細かく精密なので、取ったり外したりは緊張の連続。
新たに収まったHD。
そしてスイッチON。OSのインストールCDを入れてPCを立ち上げる。やったー!
というわけで、久しぶりにG4から書き込みしております。ちなみにHDはこのところ安くなっており、120ギガがなんと7000円ちょいで入手できた。以前は80だったので、これを期に40ギガの増量だぜ♪
OSXの入れ直しに30分はかかり、その後、ネットの接続設定とかドライバやソフトのインストールとかデータの移動で半日以上はかかった。こんなアブナイことはもうやりたくないもんだ。
しかしネットで調べてネットで部品を注文して山から一歩も出ずにPCが修理できるという驚くべき時代に僕らは生きているのだな。