宇多津の町は古い佇まいで細い路地になっている。車でちょっとひやひやしながら進んで行くと、寺への標識に導かれ上り坂になる。それを抜けたところに意外や砂利敷きの広い駐車場があってホッとする。
高台で、海方向の景色がいい。
手前に鐘があったので撞くことにする。鐘木(しゅもく)はたいがいシュロの木だ。シュロはヤシ科であり、木というよりは竹のような繊維が詰まった幹を持つ。程よい重量と鐘を傷めない軟らかさが鐘木に向く。
囲炉裏暖炉のある家 tortoise+lotus studio
イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
宇多津の町は古い佇まいで細い路地になっている。車でちょっとひやひやしながら進んで行くと、寺への標識に導かれ上り坂になる。それを抜けたところに意外や砂利敷きの広い駐車場があってホッとする。
高台で、海方向の景色がいい。
手前に鐘があったので撞くことにする。鐘木(しゅもく)はたいがいシュロの木だ。シュロはヤシ科であり、木というよりは竹のような繊維が詰まった幹を持つ。程よい重量と鐘を傷めない軟らかさが鐘木に向く。
私はなぜか四国に縁があり、高校の修学旅行における初めての四国旅以来、こちらに定住するまで実に26回も四国を訪れている。定住してそろそろ丸3年。当然ながらその間、四国霊場八十八ヶ所は行っていて、ブログの日記を元に調べてみたら既に30箇所もまわっていた!
長尾寺は琴平電鉄長尾線の終点「長尾駅」から歩いてすぐ。高松の隣、さぬき市にある。87番なので、すなわち結願の札所「88番大窪寺」の一つ手前の寺、歩き遍路にとってゴール目前の寺ということになる。
81番札所「白峯寺」へ。
これは「納め札」といって、四国遍路グッズとして欠かせないものだ。この紙に日付と所在・名前を書いて、本堂と大師堂に納めるのである。お大師さんに自分の素性と願い事を伝えるため、というのだが、私は神仏に願い事をするのは好きじゃないので、「願意」は空欄にしている。