書評紹介


いよいよ薪火の季節ですね。いま日本では拡大造林時に植えられたスギ・ヒノキがどんどん伐られ、山は囲炉裏用の薪にあふれています。「囲炉裏暖炉」も商標を取ったことだし、来年は囲炉裏暖炉yearになるといいな。

さて、新著『「囲炉裏暖炉」のある家づくり』が出てまもなく、建築誌『住む。』57号に掲載された、書評を紹介します。

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台座をつくるために・行平鍋みつけた!


またDIYの必要にかられている。新たにテーブルが必要になる。テーブルというよりも台座といったほうが正確なのだが。

それは作業机・仕事机ではないので、どっしりとした機能は必要ないのだが、なにか象徴的な意匠のようなもの欲しくなってくる。とはいえ、この部屋にちゃらちゃらした装飾は似合わない。ミニマルな感じでそれを表現したい。

久しぶりに街に出て、自然食品店で醤油やみりん、乾豆を買い、その足でうどんを食べ、図書館に予約してあった本をとりにいった。図書館で本を借りるのも久しぶりである。

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宮崎学『イマドキの野生動物』を読む


日本の林業と森林を追い続けているうちに、生まれてくる数々の疑問、それをひも解きながら私はこれまで人工林の間伐技や作業道の開設技術書などを書いてきた。そしてその根底に流れる日本の森・自然の本質と現代の森林像、新たな林業への提案を、昨年『「植えない」森づくり』に著した。

人工林の荒廃と間伐の重要性はようやく一般にも周知されたようだ。しかし誤解してもらっては困るが日本の森全体が荒廃に向かっているわけでは決してない。自然林を皆伐しても日本では放置するだけで再生が始まる。一時的に保水力は落ちるが萌芽枝や灌木や陽樹が自然発生し、最初は過密なヤブ状態でもやがて淘汰がおきて森として自立していく。

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おひつとヤドカリ


前回の九州取材旅の途中、木曽で手に入れたサワラのおひつ。隣に転がっているのは囲炉裏用の火吹き竹。

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羽釜で炊いたご飯を入れてある。おひつのご飯は冷めても美味しい。翌日でもそのまま食べられる。私は昔から電子レンジでチンしたご飯は好きではない(もちろん電子レンジ自体持っていない)。しゃもじは竹。

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奇跡の杉、続き


『奇跡の杉』を読了した。さらにネットで検索して、いろいろ追加で調べてみた。

木材適正使用相談センター「適材適所の会」会長 加藤政実氏の考察

http://www7a.biglobe.ne.jp/~ishikou/report_K.htm

杉の効能(適材適所の会のHPより)

http://tekiteki.jp/sugi_kouka.html

乾燥機の開発とリース先「アイ・ケイ・ケイ株式会社」のHP

http://www7a.biglobe.ne.jp/~ishikou/

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