丸亀にこんなショップ&ギャラリーがあるとは知らなかった。僕らが高松にやってきた時は既にオープンしていたという。この住宅地の道の前は何度も通っていたのだけど。
陶芸による造形作家の及川みのるさんの個展が12/26まで行なわれている。及川さんは東北出身なのだが、東かがわ市五名地区の古民家に移住され、創作活動をしている。Gomyo倶楽部の会員でもあり、何度か彼のアトリエにおじゃましたこともある。
ふらりと行ってみたのだが、ちょうど本人がいて、友人たちとわいわいやっていた。で、そのご友人の一人が僕の本を持っていて、しかも今後のお住まいがなんとわが家からほど近く・・・というミラクルがあって、ひとしきり盛り上がるw。
オーナーさんはインテリアコ―ディネーター経由の方で、この家はご自分で設計され、壁の漆喰塗りもやったのだそうだ。床はスギの足場板(古材)で窓枠や建具枠、幅木や廻り縁はタモ材が使われ白く淡い塗装が施してある。
今回は「はたらくて」というテーマで、粘土と土で焼成された少女像にはそれぞれ「葉っぱ ノビルノ 待子」「つむじ風 まき子」「雷鳴 響子」などど、意味深で楽しげなタイトルがついている。カウンターには自筆の絵が置かれていた。
讃岐富士(飯野山)を望む田園地の、小さな住宅団地の一角にあり、午後の陽が室内を照らし始める。
粘土だけでなく五名の土も混ぜているそうだ。
作品もギャラリー空間もすばらしかったが、建物にも興味をもった。外観は単純な箱なのだが、内部は豊かな空間を感じさせる。オーナーが厳選し、慈しむように配備された壁や板や家具類などが、静かにそこにある。それは奇をてらったものではない(普通のものではないけれど)。
地方の誠実な工務店と、情熱とセンスのある施主が組めば、ナチュラルで健康的で、美しい家は、できる。これから、こういう家がもっと増えてくれればいいのだが・・・。
ほう~
待子 まき子 響子
皆会ってみたいですねえ
及川さんの人物像なかなかです
ぜひお出かけください。肉うどんで有名な「飯野屋」の近くです。ちょっと先いくと徳島ラーメン東大丸亀店もありw。