綾部〜つむぎの杜、子どもたちのために・・


綾部といえば田舎暮らしのキーワードでよく登場する京都府北部の山間の町。僕はまだ行ったことがないが、大本教の本部のある場所としても知っている。8月に綾部のさらに北にある「つむぎの杜」という施設の敷地で、子供たちとのサマーキャンプ・イベントをやりたいということで講師として招かれている。その事前打ち合わせに今回の講演の翌日を使うことにした。

前夜はまたしても泊まるところを決めず、フラフラと車を移動しているうちに草山温泉「やまもりの湯」という瀟洒な施設にたどり着き、そこで湯に浸かったのだが、すぐ隣にキャンプ場があって、今回テントを忘れたことを後悔した。というわけで道の駅を探して車中泊。

翌朝、綾部の街に入る。水場とトイレのある公園をみつけて、そこで顔を洗ったあと近くの神社に参拝する。しかし、公園のトイレがいまどき珍しい和式なのだがめちゃくちゃキレイなのに驚いた。

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囲炉裏暖炉打ち合わせ@HACHIYADO339/京都の職人さん・錦市場


昨年末から囲炉裏暖炉づくりを行っている大津市のカフェ「HACHIYADO339」でこれまで3回に渡ってワークショップをやった。1回目は森との共生と焚き火について、2回目は石積み基壇づくり、3回目はフードの模型づくりと排煙実験などをやってきた。

そのつどレポートはこのブログにアップしてあるが(HACHIYADOで検索)、映像作家の東条君が自身の番組「地球家族チャンネル Earth Family Channel」で1回目と2回目の動画をアップしてくれている。

そのHACHIYADO339のイタル君から先月末に「床張りと木製サッシのガラス戸が入りました」と写真が送られてきた。

大工仕事は地元の三原さんという70代のベテランに任せているのだが、三原さんは僕らの設計の意図を十分理解して取り組んでくれ、すばらしい仕上がりになっていた。今後のアドバイスを兼ねて見にいく約束をとってあり、昨夕のヨシゾー邸をあとにして、温泉につかってからHACHIYADO339に向かった。

写真で見た通り、いやそれ以上、予想を上回るいい出来で、夜に到着したので窓からの景色は見れなかったが、床板(天然スギの40㎜)と土間の框(かまち)の処理、建具の納まりも素晴らしく、なにより2回目のWSのときに壁の解体で出たケヤキの古材から採材し、それを六角に組み合わせた炉縁の美しさに目を見張った。

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大原から朽木へ、湖北と彦根城のサクラ


早朝に淡路島を出発。途中でやっちゃんから連絡が入る。午前中の予定(別件の下見)がキャンセルになり、15時頃までフリーになった。ちょうど京都が近づいたので洛内に入り、大原から安曇川を周り湖北に出てみることにした。

安曇川は大変おもしろい流程の川で気になっていた。京都の奥地を源流に、比良山地の裏手を流れ高島から琵琶湖に出るのだが、琵琶湖に注ぐ川としては湖東の愛知川とともに最も太い流れの川のひとつ。この川を地図で眺めるとき、僕にはどうしてもビワマスの遡上と産卵の光景が目に浮かぶのである。途中の朽木という場所も気になる(トチノキ巨樹があるらしい)。

洛内の桜は半分近く散っていたが、それでも春の京都は華やかで、どこか町家カフェにでもしけこんで、春の日差しをぼんやり眺めるのもいいか・・・などと思ったりもするが、これから怒涛の庭造りと縄文小屋ワークショップを控えているので、そんな気分に浸れない。

大原はちょうどサクラが満開だった。このブログには書かれていないが生前yuiさんと大原の寺を巡ったことがある。旅荘茶谷という人気宿で泊まって、国宝 阿弥陀三尊坐像のある三千院や、平家の建礼門院が余生を送ったという寂光院などを巡った。

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浜名湖のうなぎ、足助の鍛冶屋、京都「万葉の湯」


朝飯はとらず、コンビニで資料のコピーをとり、ホテルの会議室で行われた打ち合わせを正午まで。その後フリーになったのですぐに西へ戻る。さて朝抜きで腹が減ったが・・・ベジ食&自然食強化中の僕には、外食で食べれるものは蕎麦くらいしかない。淡水魚はまあまあOKなので浜名湖まで行って鰻にすることに。

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曲げわっぱに炒り豆腐


今回、滋賀の奥永源寺で行われるイベントは「『焚き火暮らし』たむたむキャンプ」。一昨年の第1回が好評につき、この夏も同じ場所で僕が講師に3日間のキャンプが開催されることになった。明日の午前中、現地着なので、今夜は京都辺りまで走っておきたい。

午後から冷蔵庫の残り物で弁当作り。豆腐が賞味期限切れだったけど、炒り豆腐にすれば食べれるだろう。具は干し椎茸とニンジン、卵。木綿豆腐はちぎってから薄い塩水で2分ほど茹で、水気を切っておく。

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