講演&ライブin小鹿野


集落支援員で神流町の椹森を回った。その後、土坂峠を越えてお隣の埼玉県へ。

夕刻から講演とミニライブを頼まれていた。ことの始まりは旧アトリエのとき私たちにコンタクトしてきたうらべにさんとのお付き合いに始まる。お友達をお連れになり、旧アトリエにも、引っ越した桐生にも遊びに来てくれた。うらべにさんちは神流の山を越えた、秩父の小鹿野というところで、小鹿野歌舞伎やオートバイによる町おこしやワラジカツで有名な町だ。

私たちが旧アトリエでの活動の集大成である書籍を出版したり、ライブ活動も頻繁に行なっていることから「ぜひ小鹿野でも」ということになり、桐生に一緒に遊びにおいでになった陶芸家のKさん宅の2階で、まずは内輪だけの講演ライブをやろうということになった。

日にちと場所を決めてからの集客期間は1週間にもかかわらず、結果としてはスタッフを入れて50人近い人が2階のフロアを埋め尽くすという盛況のうちに講演は始まった。

さてKさんの家だが・・・。うらべにさんの先導でくねくねと山道を行った先に現れた家を見て「ああああ、この家しってるぅうう!」と私は叫んでしまったのだ。『セルフビルド―家をつくる自由』(矢津田 義則・渡邉 義孝著/蔵前 仁一 編集/旅行人/2007)という本で見たことがある家じゃないか! それはヒバ材の枕木を使った破天荒な構造の家で、しかもカリスマ左官の久住さんチーム制作によるゲストハウスまでついている。だから、とても印象に残った家だった。

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中津川林道~小鹿野


翌朝、朝食時に「やどや」の主人、Y氏と話をする。氏は森林組合作業班で林業を長く経験してきたので、かなり突っ込んだ話題となった。

噂では聞いていたが、神流町の森林組合で、立て続けに死亡事故が起きた。一人は伐倒木の下敷きに、一人は枯れ木の落下だそうである。話しを聞いてみると、後者は私も一度お会いしたことがある方であった。

林業作業は恐い。機械化が進めば進むほど危険が増す。

Y氏は事故の原因をこう分析する。

いまの森林組合の仕事はほぼ100%補助金の仕事で、実際に荒廃した森を快復させる仕事にほど遠い内容も多く、しかもノルマや時間に追われがちである。

少し前までは、70~80代の土地の古老が作業班に居て作業を仕切り、適宜休みを入れたり余裕をもって周りを見ることで、事故を自然に回避しいていたのではないか。

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城峰山~椹森


YouTube(こちら)に明け方のヒグラシの声をアップ。

かおる鉱泉宿泊棟から見える川面。上流にダムがあるのでむかしはもっと水量が豊富だったはず。水質は透明できれい。

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朝食も地味ながら美味しい。お客様着席と同時に味噌汁が運ばれる。豆腐とナメコとみつば。田舎味噌の風味が良い。

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ターシャの言葉


天気がいいのでお出かけ。埼玉方面へ。今日は二人ともまだ見ていない「長瀞」へ。そして秩父神社へ。長瀞は水量が少ないのが残念だったけれど、さすがに美しい場所だった。秩父神社は名工左甚五郎の彫り物がすばらしい。もうすぐ秩父夜祭りが行なわれる。今年は見にいってじっくりこの祭りを観察したい。

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