本楽寺と石庭


剣山周辺の風土が好きでよく徳島を訪れるのだが、吉野川沿いを走っていると高台に気になる石垣がいくつも現れる。この一帯は中央構造線の南側に当たり、青石(緑泥片岩/三波川変成岩類)を産する。この石を使った石垣はとにかく色が美しく、片理で割れた長石が組み込まれて素晴らしい。中でもちょうど脇町の対岸当たりに気になる大きな石垣がある。

先日、貞光の奥の「そばごや」に蕎麦を食べに行った帰り、またその石垣に目が止まった。上の奥に建物が見え、どうやらお寺のようなのであるが、ここは道脇に車を止めれるような場所がない。カーナビの地図を撮影しておき、アトリエに戻ってから調べてみると「本楽寺」というお寺でホームページがあった。

これがなんと枯山水の石庭や茶室を持っており、有料(300円)で拝観できるのだ。また、予約すれば精進料理がいただけるという。というわけで連休中のどこかで行ってみようと計画していたのである。まずyuiさんのお墓にお参りして、讃岐山脈を越え吉野川へと降りた。

ところが国道からはJRの徳島線がまたがっていきなり高台になっており、入り口が解らない。かなり遠回りしてきわどい細道を辿り、なんとか寺に接近したももの、駐車場らしきものが見当たらない。そこで電話してようやくお寺の入り口へ。

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86番、志度寺


ひさしぶりにお遍路へ。86番札所「志度寺」。高松の繁華街から国道で鳴門方面に向かう途中、時間にして30分ほどで着く。

伝運慶の仁王像。一説に東大寺南大門の仁王像のための習作とか。そういわれてみれば・・・。だが、運慶にしては下手すぎる気が・・・。

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