9/9ビリアニと干物と刃物、燻製、冷や汁ワークショップ


前回、握り寿司と刃物の研ぎのワークショップを行った愛媛西条の「弁財天結の杜」にて第二弾、「ビリアニと干物と刃物、燻製、冷や汁ワークショップ」をやります。

(このところ。なんだか守備範囲が増えまくってますね💦)

ビリアニはインド風炊き込みご飯。昨今ちょっとしたビリヤニ・ブームみたいですが、チキンの入ったカレー味の炊き込みご飯風のものが多い気がするな。僕のは正統派・本式のベジタリアンのビリアニです❣️

これまで様々なイベントで(薪火を使って)10回以上作ってきました。元ネタは丸元淑生の料理本ムック『続・新家庭料理』(暮らしの設計192号/中央公論社1989)です。

丸元淑生はこのレシピの解説の中で、

「私はこの料理を最初につくったときの感動を忘れることが出来ない。自分がつくったというのが信じられず、微妙繊細な味の交響にただただ感嘆しながら食べた」

と書いている。それぐらい完成している料理で、このレシピはシャンタ・サチャロフの『エスニック・ベジタシアン・キッチン』(『The Ethnic Vegetarian Kitchen 』Shanta Nimbark Sacharoff/ 1988/10/1)に依っている。

他に先日ドングリランドでも好評だった「冷や汁」も作ります。あと自家製のスモーカー(燻製器)も持参しようと思います。

▼詳細はfacebookイベントページから

https://fb.me/e/6UwPPlcJF


大地の再生@宇和島市吉田町/2,みかん山作業道の再生


現在の作業道は、人間の都合で直線に、一定の傾斜でつけようとするために、道自体が大雨のとき川(水路)になってしまう。すると浸透機能が落ちるだけでなく、泥水の流出や、カーブでは水による破壊が起きる。

私はかつて林業のための「四万十式作業道」を取材して本を書いたことがあるのだが、それはローコストで崩れない道を作るためのノウハウで、有機物を用いたり、現地資材を活用したり、最大の注意点としては雨による破壊に細心の注意とアイデアを盛り込んでいて、矢野さんの考え方にかなり近い。が、四万十式には「浸透」を促すという考え方がない。

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大地の再生@宇和島市吉田町/1,急傾斜崩壊地の抵抗柵の作り方


今年の夏(8/15)に訪れた西日本豪雨被災地のひとつ、愛媛県宇和島市吉田町に行ってきた。前回の講座の主催者でもあるみかん農家のAさんが、同地で2回目の「大地の再生講座」をひらいたのである。前回は現地調査と解説だけで作業はなかったが、今回の2日間は資材も十分用意され、矢野さんの指導のもと作業が行われる。昨日、矢野さんの講義があり、午後から実際にみかん山に入って崩れた斜面に抵抗柵などを作った。

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大地の再生@宇和島市吉田町/ミカン山崩壊その原因と対策


大地の再生の矢野さんが回る西日本豪雨被災地を、今日明日と取材する。高松を早朝に出て高速を西へ。まずは愛媛県の宇和島市。今回、大洲の水害もひどかったが、西予市や宇和島市の崖崩れも大量におきた。こちらは古くからミカン栽培が盛んで、急傾斜地にミカンが植えられたその畑も多くの被害を受けた。

待ち合わせ場所、JAえひめ南立間中央支所に早く着きそうだったので、商店がある場所まで南下してみたが、そこかしこに泥水の跡があり、伊予吉田の街はひっそりと静まっている。

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