鶴ヶ島市のNPOに依頼されたイラストマップの取材に行く。
帰りに市の図書館で地図を調べていると国土地理院の「新版 日本国勢地図」を見つけ、地質や土壌を調べてみた。
これを見ると、神流川中上流域の「中世界・三波川変成岩」と同じものが、四国の徳島剣山周辺にも広く分布していることがわかる。現地の石垣が、アトリエ周辺のものと全く同じに見えたのは、このせいだったのだ。四国とは石でも繋がっていたのだった。

イラストレーター・著作家、大内正伸のブログ
鶴ヶ島市のNPOに依頼されたイラストマップの取材に行く。
帰りに市の図書館で地図を調べていると国土地理院の「新版 日本国勢地図」を見つけ、地質や土壌を調べてみた。
これを見ると、神流川中上流域の「中世界・三波川変成岩」と同じものが、四国の徳島剣山周辺にも広く分布していることがわかる。現地の石垣が、アトリエ周辺のものと全く同じに見えたのは、このせいだったのだ。四国とは石でも繋がっていたのだった。

田辺林道の取材3回目。岡山県の新見市で行なわれる国有林の作業道作りのイベントの準備に、田辺さんたちが林道作りに行くというので追いかけた。16日にアトリエを出発。それからキャンプをしながらいろいろな所を回って昨日25日に帰還した。
今回の旅の初めは鳥取の「投入堂」だった。かなり昔からこのお堂は図版で見ていたが。現物もイメージ通りだった。いや、眺めているうちに、その不思議な美しさに圧倒され始めた。下から見上げると端正に見えるように計算された屋根は、実はかなり複雑な構成になっている。床や壁の構成も面白い。オランダのリートフェルトの建築、ミロのビーナス像のような、大理石彫刻のような美しさを喚起させた。

用事があって東松山まで行く。ついでに吉見町の「吉見百穴」を見に行く。古墳時代後期の横穴群で、戦時中には倉庫に使うために道が掘られたりしている。凝灰岩の岩山をくり抜いたのだ。昔は古代「土蜘蛛」族の住居だったなんて説もあったらしい。中はひんやりして寒いくらいだ。ヒカリゴケが見れた。

白インゲンの支柱を立てたり草を刈ったりする。支柱はスギの枯れ枝を使うので久しぶりに敷地のスギ林に入って枝を取りにいく。間伐した林縁部は草が繁茂して歩きにくくなっている。奥のほうはまだ選木したままで伐っていない。ここはアトリエまで担いで運べるので、伐り置きにはしたくないのである。また、伐るなら秋の適期に伐りたいと考えている。春~夏に伐ると水分で重いしカミキリムシなどの穿孔虫に産卵されてしまうからだ。
