スケッチ、九輪草の晩期


昨年から保護しているクリンソウが開花後半となり、本当に「九輪」のような様相を呈している。昨年も少しは見られたのだが、今年のさらに大型になってきて壮観である。「九輪」とは五重塔などの先端に飾りとして付けられている金属の棒状のものだ。その環の重なる感じが似ているところがクリンソウの名の由来なのだ。環を描いて咲きながら、次々と上に伸びつつ咲き続けていくのである。

最初の環の開花があってそれを描いたのが5/11だから、およそ一ヶ月咲き続けいま6輪まで来たところである。今日はちょっと大きめの水彩紙でイーゼルを使ってじっくり取り組んで描いてみた。鉛筆線を終えたところでにわかに雨振りの様相になったけど、なんとか持ちこたえて彩色まで描き上げることができた。ほっ。

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Sさんの仕事


冷やご飯をお湯で洗って納豆茶漬けで朝食。付け合わせに一昨日のキヤラブキ。納豆にはネギとミツバを刻んで大量に入れる。ミツバは敷地にたくさん出ている。草刈りのとき、意識して残していたのだ。スーパー行ったら水耕栽培の栄養の期待できないようなミツバがけっこうな値段で売っているよね。

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スケッチ


朝、パンケーキとコーヒーで朝食。上段の畑に出てラッキョウの畝の草取り。「取り」と書くのは、ラッキョウ苗は細くて鎌で近所を刈っていると誤伐してしまうので、素手で苗周辺の草を摘みとるのだ。その後、花のスケッチをしようと思ったら小雨が降り出したのでギターの練習にきりかえる。相方は二階の掃除。3時頃、また雨が上がったのでスケッチへ。シャガとクリンソウを描く。しかし、8月の個展用に描いているという焦る気持ちがどうもいけない。

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クリンソウと水路


この敷地をお借りするとき大家さんに「このへんはいつもジメジメしていて、クリンソウの株があったんだけど・・・」と言われて、僕らは注意していた。そこは水源からのオーバーフロー水が染みていく場所だった。厚く茂った草を刈り、排水溝(といっても幅10~15センチメートルほどのもの)を掘りなおして、春先に見つけたそれらしいロゼット株を保護していった。

そうしたら、見事にクリンソウの数株が開花した話は、昨年のブログにも書いた。そのタネが落ちたのと、さらに埋もれていた株が復活したのか、その場所には100株はあろうかというクリンソウの密集地帯となってしまった。最初に優勢だったワサビの株が、負けそうな勢いである。

しかし、ワサビもしたたかなもので、花が終わって実がつく頃には、茎をランナーのように伸ばし始めて横に寝ていくのである。これで種をこぼせば、水流に乗るものもあり、かなり広範囲に勢力を拡大できるのだろう。もちろん僕らは、ワサビとクリンソウが優勢になるように草刈りなどの手入れをしている。ユキノシタも少し残している。

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