二日前に初セミの声を聞き、昨日の高松は36度まで気温が上がって、とんでもなく暑い一日だった。
わが家ではまだクーラーは設置していない。「まだ」というのは、この新築の家の夏をクーラーなしで耐えれるどうか試しているのだ。
四国の夏は過酷である。東日本で生まれ育った私には、こちらの夕刻から夜にかけての暑さがたまらない。だから家の設計は夏をいかに凌ぐかを熟慮したのだが、基本的に過密でヒートアイランドの都会と、土や緑のある郊外・田舎はかなりちちがうということに気付かされた。
ここでは海風の影響も大きい。昼は海側から風が吹き、夜は逆に山側からの風になる。その変わり目、凪(なぎ)の時間帯がしんどいのだが、その後の夜風は心地よいものである。