台風が荒れ狂っている間、こっちは『現代農業』の連載原稿に没頭してた。それにしてもスゴイ台風だったね。地震の頻発、飛行機事故、アメリカ南部のカトリーナ、今回の14号、都内での集中豪雨も何か変だった。尋常ではない何かの力が働いているような気がする。丸2日かけて4ページ分のラフ原稿をアップ。午後から高崎に出て修理に出していたデジカメを回収。その後、前橋の県立図書館へ。町中もぶらぶらしてみた。
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自然農、前橋
午前中は畑で雑草刈り。イタルさんに貰ったモロヘイヤの苗と、自分で種から育てた枝豆を植えた。アトリエの雑草だらけの畑は地元の人には野放図に見えるにちがいなく、Y先生やイタルさんの視線と評価が気になるところであるが、われわれの信念も揺るぎないのであった。周囲の畑地には雑草はほとんど生えていない。除草剤や土壌消毒で根絶やしにした後、作物を植えるか、もしくは雑草が生えてきた時点で徹底して駆除するからである。
そのような農業は、実はとても管理しやすい。目的の作物の成長だけを明解に眺め続けられるからである。たとえばY先生などは、雑草は小さいうちに引っこ抜くか平鍬で掻き取って土に混ぜてしまう方法をとる。僕らも最初それを真似ていたが、途中で雑草をある程度認知することにし、目的の作物の成長を阻害する近隣のものだけを駆除する方法に切り替えた。しかもそれは引っこ抜くのではなく、根元をカマで刈り取ってその場に伏せておくのである。畝の間に生える雑草も、あまり背丈が伸びたものはこの方法で刈る。
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