讃岐の水やり/その2


先日の夕刻、蜂の「継ぎ箱外し」の帰り、農道を走っていると老農婦が小さなイチジクの樹に水やりしている姿を目撃した。水といっても水道のホースで散水しているわけじゃなく、据え置きの大きな漬け物樽に溜めた水をヒシャクで与えているのだ。

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この道は勝賀山の中腹をほぼ等高線に添って横切る農道で、道の上下の斜面は一面果樹園が広がっている。夏の散水は必須らしく、各農園には様々な水貯めを見ることができる。

が、漬け物樽とヒシャクで水やりするのは初めて見た。散水ホースが届かない場所はこのような水槽で雨水を貯め、フタをして保存し、最も土の乾く梅雨明け後の夕刻に水を与えるのだが、私は何か恐ろしいものを見たような、胸に刺さるような衝撃を受けた。

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フルーツの里


西日本に越してきて、自然風土・文化の関東との違いにいろいろ驚かされ、楽しませてもらっている。

以前、お茶の風習の違いについて何回か書いてきたが、最近はあらためて果物の豊富さ、食べ方に目を見開かされている。

香川はミカンの愛媛、スダチの徳島に囲まれて、同じく柑橘が豊富なところだが、モモやブドウもたくさん栽培されている。近辺の岡山はマスカットの、鳥取はナシの産地で、とにかくこのお盆の頃のスーパーの果物の膨大なる豊富さ驚くばかりである。フルーツ王国なのだ。

もともと甘い果物はそれほど食べないので、高価な果物はほとんど買わないが、それでも安売りのとき手を出してみたり、頂き物で食べることがある。

いや確かに美味いんだけど・・・でも、高級フルーツほどネオニコ農薬は相当かけられているんじゃないかって、心配になる。いまや世界最大の消費国、世界最悪の基準甘の国だから。

で、近所にJA系列の、その名も「産直フルーツの里」って店があるんだよね♫

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イチジク芽吹く・初ピザ焼き


借景のサクラが満開になった。今日は雨模様だったけれど、一瞬太陽が顔を出し、光が部屋に入ってきた。

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サクラの向こうに海と女木島。

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