当初は松山の港から山口に渡るつもりだったのだがフェリー料金が高いので陸路のしまなみ街道から広島の尾道へ渡ることに。で、昼は当然ながら尾道ラーメン。まだ本格的なものを食べたことがなかったのでまずは王道の「つたふじ本店」。15人待ちで30分ほどしてからカウンターへ。
カウンターだけの狭い店だけど３人体制。親父さんが麺を茹で、おかみさんがスープを羽釜鍋から小さな柄杓で丼に移す。そのスープは、すでに醤油が入ったまっ黒い液体だ。一瞬、親父さんが奥下にあるスープ鍋から柄杓で羽釜鍋に追加し醤油がドボドボと注がれるのを見た。
届けられたラーメン丼は真っ黒のスープにかなりの脂が浮いており、レンゲがついてこないので直接すすると火傷しそうに熱い。麺は中細で黄色い。塩っぱいが脂は香ばしく、これはこれでなかなか美味しい。しかし脂苦手のyuiさんはキツかったらしく、私にチャーシュー１枚と替え玉少々が届けられる（笑）。
以前、尾道に行ったときはアーケード内にある「みやち」という人気店に行ったのだが、こちらはあっさり系でかなり異なったものだ。今日はアーケード内はお休みの日で、そこを目指した客がこちらにも流れてきたのかもしれない。
山口を通過中に以前TV「ケンミンSHOW」で見た「山賊」という店に出会った。これがなんというか田舎屋をいくつも集めて中に囲炉裏や炭火の場所をたくさん再生して料理を食わせるという面白い店なので車を止めて入ってみる。
まあ、お味はご愛嬌だが、どこやらの古民家から持ってきたにちがいない囲炉裏の吊りカギなんかは見応えがあった。おそらく岩国基地勤めの米国人家族もエキゾチックなジャパニーズ・バーベキューの雰囲気を満喫しているようであった。
下関市の道の駅泊。うーむ、ここまで地図で辿るとちょっと無駄なルート設定だったが、当初は松山から山口の柳井までフェリーで渡るつもりだったのだ（値段が高いので陸路に変えた）。かなり行き当たりばったりなのであります。