栗林公園の背後にある紫雲山に登ってきた。自転車で登山口まで行き、そこから徒歩で登る。国土地理院地図より。
お稲荷さんを通って登山道に導かれる。
アベマキがたくさん生えている。クヌギに似るが、かつてコルクの代用としても使われた押せばフワフワする樹皮が特徴だ。根元にシュロが生えている。アベマキはマツ枯れ後の後継樹、シュロは鳥の糞から生えてきたものだろう。
稜線に出るとマツが出てくるが太いものは少ない。枯れた樹も多い。
ウバメガシがちらほら出てくる。
山頂はゴロタ石。
讃岐平野のおむすび山の典型は風化しやすい花崗岩の上に安山岩などの硬い岩が載ったものだが、紫雲山の基部は新しい時代の堆積岩に埋もれているようだ。
ネズの木がたくさん育っていた。スギに似るが乾燥地にしか見られない。葉を揉むとジンの香りがする。
標高170mだが高度感ばつぐん。この後、来た道を駆け下りてアーケード街にランチを食べに行った。
越冬から明けたヒオドシチョウが人なつこく飛んでいた。