冷うどんの季節


いや~暑いですね。こちら香川はもうTシャツで町を歩いている人がいる。まだ、建物に冷房が流れていないぶん、暑く感じるのかもしれないが、昨年のあの激暑の夏を想うとメゲてしまう私であった。

で、うどんも温から→冷へ。今日はおなじみ「うどんバカ一代」でぶっかけ冷(中)を食べる。「ぶっかけ」とは水で締めたうどんに「ぶっかけだし」をかける。レモンと大根おろしがついてくる。

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ここの温かいうどんはグニグニ系なのだが・・・水で締めるとモチモチ系の歯ごたえとなる。いつもは小なのに中(2玉)をたのんだのでアゴが痛くなったw。

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佳日、全国チェーンの「はなまるうどん」高松兵庫町店でもぶっかけを食べてみたけど、美味かったですね。やっぱり本拠地だから、チェーン店だって場所によって味はちがうんですよね。

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さて、これは郊外にある「馬渕手打製麺所」のかけうどんである。自転車で、県立図書館に本を借りに行くとき、たまに寄ったりするのだが、讃岐うどんセルフ店の原型というか、そんな佇まいと味わいを感受できるお店である。

もちろん安くて美味い。今日の「うどんバカ一代」では「冷やかけ」を注文している人が多かった。馬渕の冷やかけも美味そうだな。

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暖簾に「農林大臣賞受賞」の文字。

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近くに桜咲く公園(というか水路沿いのなごみ空間)がある。

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ここは「鹿の井出水(しかのいですい)」といって湧水のある公園なんですね。

保安三年(1122年)讃岐は大ひでりで飲み水にも事欠くようになり人々は何度も雨乞いをしたが一滴の雨も降らずに困り果てていた。 そんなある日、白髪白髭の老人が現れ一匹の鹿に姿を変えて走り出したので村人たちが驚いてその後を追ったところ、桃の木のそばで立ち止まって前足で土を掘りどこへともなく走り去った。そこからこんこんと清水が湧いて村人たちは大喜びで喉を潤したという。

という伝承があり、近年公的な事業で再整備されたらしい。今でもわずかであるが水が湧いているようだ。

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うどんと湧き水。その向こうには山がある。ここを再整備した人に拍手を贈りたいし、うどん観光に訪れる人にもそんな思いを感じ取ってもらいたいものだ。

「鹿の井や桑の股出水いまいずこ」(高松歴史かるた


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